「ありがとう」が響く日々

2018年5月16日

 「ありがとう」の反対はなんだと思いますか。答えは「あたりまえ」だそうです。
 
 「ありがとう」。今日は、この言葉が心に響く日でした。人が集まる日、人が寄ってくる日、人と話すことの多い日があります。駆け込み寺のように、次から次へと人が来るのです。「循環」しているように人を呼ぶ日があるのなら、それが今日で、夜まで続きました。

 何人もの方とコミュニケーションをとり「傾聴」する日でした。傾聴すると、アイデアが浮かんでくることもわかりました。

 今、改めて小さな心遣いに思わず感謝し、静かな嬉しさも覚えています。「ありがとう」。
 人がやってくれたことを「あたりまえ・当たり前」と思ってしまえば、感謝はしません。当たり前でないから、感謝できます。たくさん感謝し、たくさん「ありがとう」を言える人でいたいなと思っています。そのためには、素直でないといけないと思う日々です。
 
 思い出したのは、4月12日の錣山親方の言葉。「『ありがとう』を言おう」と、「ありがとう」の大切さを、本校の子どもたちに伝授してくれた錣山親方。弟子の3力士(北尾・彩・葵)もリピートしていましたから、今も心に強く残っているはずです。

 明日は「ありがとう」について、子どもたちに一言伝えたいと思います。
 
 そういえば先日、82歳になる母に花を届けましたが、車椅子に乗ったままで目を開けてくれませんでした。

 目薬をさしてあげるのですが、目を開けません。あの手この手を尽くしましたが、諦めました。
 「あとで」「あとで、見る」と言うのです。今年は、枯れない造花を小さな花束にして、手に握らせてみました。涙もろくなっているので「後で見るから」が精一杯だったのかな、と今になって思います。
 
 笑顔で「ありがとう」と今のうちに何度でも伝えたいと思います。