明日から修学旅行 ~奈良・京都~

2018年5月28日

 6年生は、明日から3泊4日の修学旅行(奈良・京都)へ行ってきます。
 3年生の「海の学校」、4年生の「山の学校」、5年生の「雪の学校」の集大成として6年生の修学旅行は「歴史学習」です。小学校生活最後の宿泊体験ともなります。

 小学生の子どもたちの吸収力は、凄いものです。奈良・京都の歴史学習は「本物に触れる絶好の機会」ですので、その時代に身を置き、じっくり見て、聴いて、感じてほしいと願っています。

 1時間目の事前指導で、まず私から「聴く」ことについて話しました。「音楽を聴く」「講義を聴く」「国民の声を聴く」などのように、積極的に耳を傾けること、「耳で良くきいて、目でよく見て、心で感じ」てほしいことを伝え、他の先生へバトンタッチ。
2時間目は、最終チェックで調べ学習をしたり、先生が熱く語ったりと6年生のフロアーは熱気で高まっていました。

 個人の旅行や家族旅行とは異なり、同級生約100名での団体旅行ですから、一人ひとりがルールやマナーを守ることは勿論のこと。寝食をともにすることで、友達のいいところもたくさん発見することになるでしょう。

 あるお寺でこんなお話を伺い、今も心に響いています。

 「…無駄か否かは、その場その場を一所懸命にやった人にしか言えないことば、無駄なことをいっぱいしてきた人は、その回り道が無駄であったことがわかる…。一所懸命にやっていない人には、そのことが無駄か否かすらわからない…。」

 今回の修学旅行を単なる思い出にすることなく、仲間とともに一所懸命学んだことが、これからの成長につながっていくことでしょう。

 そういえば、子どもが小さい頃から小学6年生まで、年2回の帰省の途中下車として、京都・奈良の寺院に立ち寄っていました。夜、車で出発しますので、京都・奈良に到着するのは朝。金閣寺・銀閣寺・大徳寺・清水寺・薬師寺・奈良の大仏など、朝から一つ家族で見学して、手を合わせていた頃が懐かしく思います。香取慎吾さん出演「新撰組」の時は京都が賑わい、歴史の世界に入り込む小学生が大勢いましたので、いいきっかけとなりました。
 お酒造りのドラマが続いた時には、奈良の地酒店にも立ち寄り、帰省のお土産にしたりと大人も楽しみながら、子どもに伝えることを積み重ねていました。
 
 「安全」に「実りある修学旅行」となること期待しています。