「おもてなしの心」 ~お茶+αから学ぶ~

2018年6月14日

 「日本の伝統」を学ぶことが2018年のテーマです。昨日(6月13日)のお茶のお稽古を振り返ることで、子どもたちに伝える何かを模索しようと、今朝は金子先生と幼稚園前の門に立ちました。人が途切れると、昨日のお稽古について振り返ります。

・お花は、①半夏生(はんげしょう)半分の夏。②河原撫子(かわらなでしこ)③藤空木(ふじうつぎ)。
・花入(はないれ)は、時期のものしか使わないので「まゆ籠」。
・軸は、「千山添翠色」(せんざん すいしょくを そえる)。雨が降って、山々が緑一色に添えている意味。梅雨時、今のように青々している時。
・茶碗は、撫子(なでしこ)の絵と京茄子(きょうなす)の平(ひら)を使用。平らな茶碗は今の時期6月から9月頃に使用し、標準的な茶碗は時期に関係なく、冬に筒形を使うのは冷めにくい理由とのこと。
・なつ目:干網(ほしあみ)。お茶を入れるもの。

 「茶道」湘友会の金子先生と話をしていたら、お茶以外にも日本の文化を学ぶ機会を設定しているとのことです。お茶+能・歌舞伎・美術館・他αの日本の伝統にも触れ、2~3か月に一度は歌舞伎を鑑賞して、ランチも楽しんでいるお話で静かに盛り上がりました。

 「歌舞伎」を鑑賞する時・選ぶ時のポイントは、「みんなに分かりやすいテーマで、華やかなもの」「素人でもわかるもの」「素人向けするもの」と考えているそうです。「歌舞伎の魅力」を伺っていたら、私が歌舞伎の世界を楽しみたくなりましたので、近々観に行ってきます。

 子どもたちに日本の伝統を伝えるために、民舞(日本の踊り)を全学年に取り入れて27年目。日本の伝統をじっくり追及し、学ぶ2018にしたいと思っています。

<お茶のお稽古しませんか> ~毎週水曜日:湘友会~

 “湘南学園・友だち・集まる会”で湘友会。毎週水曜日は、お茶に親しむPTAサークル「湘友会」の校内活動日です。設立時は「湘南 茶道の会」。その後、PTAサークルに入ることになり、茶道「湘友会」に名称を変えて立ち上げたのが金子宗貞(かねこ そうてい)先生と保護者でした。

 毎週水曜日、9:00~14:00まで、小学校3階の和室を中心にお茶のお稽古をしています。

 お茶を通して子どもたちに伝えたいものは、昔からあって『日本のおもてなしの心』ができるか、『気づかい』ができるか、と言います。

 「しぐさ」は、能でも日本舞踊でも「歩くしぐさ」「立ち振る舞い」が大事で、着物を着ていると、ちょっとした「しぐさ」も気になるので、親にも伝えたいとのこと。奥深い研究課題です。まずは我々大人が、日本人としての「おもてなしの心」「立ち振る舞い」を学ぶ機会を模索したいと思います。

 幼稚園・小学校のお子さまを送ってからお迎えの時間まで「お稽古」してみるのも「豊かな学びの時間」となりそうです。湘友会始まって10周年とのこと。おめでとうございます。