明日11/15「創立記念日」湘南学園86周年

2019年11月14日

湘南学園小学校で大切にしているもの

 湘南学園は、1933年(昭和8年)に藤沢市鵠沼松が岡の閑静な住宅街の一角の小さな学び舎からスタートしました。学園のある鵠沼の地は、明治時代に別荘地として開発され、創立当時は多くの松の木が植えられていました。校章は、この湘南の海浜地域を象徴する松の葉がモチーフとなっています。
 幼稚園と小学校のみで創立した湘南学園は、1947年(昭和22年)に中学校、1950年(昭和25年)には高等学校を開設しました。翌1951年(昭和26年)には学校法人として認可され、幼稚園から高校までの総合学園としての体制が確立されたのです。
 1998年(平成10年)に小学校3クラス体制が確立し、全校18クラスとなり、2012年(平成24年)には創立80周年記念事業として小学校新校舎が完成しました。翌2013年(平成25年)に創立80周年を迎え、記念館として中学高等学校校地にカフェテリアが完成し、現在に至っています。

1、建学の精神

 湘南学園の建学の精神は、「個性豊かにして身体健全 気品高く 社会の進歩に貢献できる 明朗有為な実力のある人間の育成」と表現されています。大正自由教育の流れをくむ、教育の普遍的な真理が述べられている建学の精神の言葉に立ち返りながら、私学としての独自の教育を目指しています。

2、小学校教育の特色

 湘南学園は「一人ひとりの個性を豊かに伸ばしていくような学校」として生まれました。様々な得意・不得意を持つ子どもが、それぞれに個性を発揮しながら光り輝くように精いっぱいに生きる、その生きるという仕事を助けるのが教育だと考えます。
 私たちは、子どもたちが「はやく学校に行きたい」「学校が楽しい」といった充実感に満ちみちて日々を送ってほしいと願っています。それは、伸び伸びと学習に励み、友と一緒に知識を身につけ認識を深め、心からの感動を味わいながら生活するということです。その中で、自分の感動を大事にし、自分の思考や感性を大事に育てていく人間になること、自分をよく見つめ、友をよく見つめ、友の考えや価値観を発見し大切にすることのできる人間の育成を目指します。
 授業は、はじめの一歩から丁寧な取り組みを行います。また子ども同士の教え合いや議論、共同作業など「学び合い」を通して、子どもたち全員がわかり、できるようになることを大切にします。
 行事も担任と専科教諭が力を合わせ一つずつ丁寧に実施しています。合唱を楽しむ「音楽会」、民舞を踊る「たいいく表現まつり」、図工の作品を鑑賞しあう「制作展」などの学校行事を子どもたちはとても楽しみにしており、音楽・体育・図工、それぞれの教科学習における本質を感じとる機会となっています。
 11月23日(土)には、「豊かな学びをめざして ~子どもたちが主体として学ぶために~」を研究主題として、公開研究会を開催します。