桜貝と松ぼっくり
2020年9月18日
朝の出来事です。
いつものように、ピロティであいさつをしていると、3年生のKさんが近づいてきました。
Kさんは休校期間中にロイロノートで、僕宛てにメッセージカードを送ってくれていました。
近づいてきたKさんが小さな袋を差し出してくれました。
セロファンで作られた匂い袋くらいの大きさのものです。
中身は桃色の紙に包まれているので、何が入っているのか分かりません。紐をほどくと袋の中から小さな美しい貝がいくつか出てきました。
「桜貝だよ。」
Kさんがにこにこ言ってくれました。
周りにいた女の子も「わーきれい~。」と驚きと明るい声が広がりました。
桜貝と聞いてすぐにピンときました。
僕が「校長日記の『さくらがひ』を読んでくれたの?」と尋ねると、
「うん。お母さんが、”これ”を校長先生にあげて、と言ってたんだ。」
数日後には、同じ袋に入れた小さな松ぼっくりをくれました。
本物の『さくらがひ』と『松ぼっくり』が揃いました。
校長日記を通してご家庭とつながったことがとても嬉しく思いました。
校長日記は不特定多数の人が読む可能性があるので、なかなか表現は難しいのですが、「誰か一人に届けばいい。」と願いながら綴っています。