エール

2020年9月24日

 湘南学園中学校・高等学校(中・高)の伊藤校長の「校長通信」読んで胸に迫るものがあり、ぜひ一人でも多くの人へ伝えたいという思いから、この「校長日記」を綴ります。

 中・高の校舎内に「クラブ掲示板」というホワイトボードがあり、そこにはクラブ内の連絡事項を書くようになっているらしいのです。
ある日、伊藤校長がそこに書かれているメッセージを見つけました。

「がんばれ! 高3より」

 誰が誰に向けて書いたものかは分かりません。
 しかし、それを見た伊藤校長の「何だか熱いものがこみ上げてきました。」の言葉から、メッセージは確かに届いているのが伝わってきます。受け取り方は違えど、きっと、それは、このメッセージを見た全ての人に届いているに違いありません。
 僕自身も、そのメッセージに込められた思いに鼻の奥がツンとしました。
 また、学園生活最後の1年を満足に過ごさせてあげられない高校3年生に対して、「自分の境遇を受けとめるだけでも大変だと思うのに、なんてあたたかい、後輩たちへの思いやりにあふれたメッセージでしょう。」と寄り添っている伊藤校長にも共感します。

 仲間とともに過ごしてきた学園生活の中で、学力よりも大切なものが育っているのを感じました。
 そして、「がんばれ!」の一言に勇気と優しさと希望を感じます。僕はメッセージを書いた高3生に敬意を表すとともに、ここに大いなるエールを贈ります。

 ありがとう高3生!
 みんなは湘南学園の誇りです。
 より困難な道を選び、一歩ずつ進んでください。
 君たちならできる!
 小学校校長 岸田 修成