輝け! たいいく表現まつり

2020年10月12日

 秋日和のたいいく表現まつり。
 執行委員長Oくんの「げんきなえがおでかがやこう」の言葉と、各色の応援合戦で始まりました。

 1年生の「湘南エイサー」の曲は「唐船ドーイ」です。みんながビシッと揃えている場面も良かったのですが、それより、一人ひとりが自分を自由に表現している所の方が、いかにも ”祭り” という感じがして心動かされました。
 2年生の「湘南花笠」は、小さな体を精一杯に使った笠の動きが華やかでした。何より笑顔と青空に響く掛け声が素敵でした。
 3年生の「湘南はねこ」は扇の大きな動きと、シュッと音がするほど切れのある裁きが見事でした。目線の定まりも魅力的でした。
 4年生の「湘南七頭舞」は勇ましく可憐な舞です。生の太鼓の連打の音を聞きながらの前後、左右、上下の動きの激しさから、子どもたちの息遣いが聞こえてきました。
 5年生の「湘南御神楽」は、第1回の民舞の発表から途切れることなく続いている踊りです。大地を踏みしめる力強さと、稲穂が風で擦れ合うような錫杖の音は民舞の歴史です。今年も見事に歴史がつながりました。

 6年生「湘南ソーラン」は、湘南学園小学校の民舞の集大成です。1年生から5年生までの基礎基本があって、初めて踊り切ることができます。今年度の6年生にはたくさん辛抱をしてもらっていますが、今日は魂の踊りを見せてくれました。

 競技の部は青組が優勝しました。応援賞は黄組が、敢闘賞は赤組がとりました。勝負事ですから結果は出ます。しかし、執行委員長Oくんの言葉の通り、子どもたちは黄金色の稲穂のように健やかに輝いていました。僕は子どもたちの本気の姿から、生きる力と命の息吹を感じました。たいいく表現まつりが終わったばかりだからこそ言わせてください。


止まること拒め、歩むことを恐れるな、今日の自分を越えろ!