心の芽

2020年12月19日

 2学期の終業式。
 この日は「のびる芽」を渡す日でもあります。

 ゆたかな可能性をひそませている心の芽は、
 多彩に無限に伸びます。
 ひとりひとりの個性が、
 社会との関わりの中で、
 自ら学び、自らつくりだそうとする意欲を、
 開花させることが大切です。

 のびる芽にはこのような文が添えられています。

 校舎内を巡ると、のびる芽を手渡している光景に出くわします。
 担任の先生と子どもの間にできる僅か80㎝の距離に、何とも言えない空気が流れます。緊張というか、気恥ずかしさというか、独特な空気感です。差し出されたのびる芽を「ありがとうございました。」と、丁寧に頭を下げ両手で受け取っている子がいます。そのかしこまっている子どもの姿が微笑ましく感じます。渡されてそっと覗き込んでいる子や、気にせず友だちに見せている子など.のびる芽渡しの様子は様々です。

 5年生のSくんが、もらったばかりののびる芽を見せに来てくれました。何より嬉しかったのは、Sくんの欠席数が0だったこと。


 僕の願いはただ一つ、みんなが元気に学校へ来てくれることです。
 焦る必要はありません。
 自分が「今だ!」と思ったときに花を咲かせればいいのです。
 「のびる芽」素敵な名前だと思います。