ヒカリ

2021年1月8日

 3学期が始まりました。
 新年あけましておめでとうございます。
 新年早々、神奈川県に緊急事態宣言が発令されてしまいました。学校は休校になりませんでしたが、子どもたちの様子はどうかな?と思いながらピロティで待っていました。開門と同時に、僕の心配を余所にみんな変わらず元気に登校してくれました。「おめでとう!」と手を振ってくれる子や、立ち止まって丁寧に新年の挨拶をしてくれる子もいました。緊急事態宣言で気持ちが下向きになっていたので、子どもたちの明るさや素直さに元気をもらい励まされました。

 思えば教員になってから、そんなことの繰り返しだったような気がします。
 何かがあって塞いだ気持ちを救ってくれたのはいつも子どもたちでした。
 父を亡くしたときもそうでした。お休みをもらった翌日に、教員室の僕をまず訪ねてくれたのは、クラスで一番やんちゃな男の子でした。男の子は僕の姿を確認すると、黙って教室へ戻って行きました。その様子を隣りで見ていた先生が、「修成先生のことが心配で来たんですよ。」と言ってくれました。
 そんな子どもたちに、僕は今日までどれくらい感謝の気持ちを伝えられてきただろう・・・

 これからも時代とともに子どもたちを取り巻く環境は変化し、様々な雨や風が吹くことでしょう。ただ、どのような状況でも、地に根を生やし、堪えて、笑って、子どもと一緒に雲の隙間の光を見上げていきます。

                                 ブリティッシュヒルズの夜明け