防災訓練『煙小屋体験』

2022年10月24日

 湘南学園小学校では、様々な災害に備えて6年間を見通して訓練を行っています。今回は、火事にあったときに、どのような避難行動を取れば良いのか学びました。藤沢市の消防署の皆さんにご協力いただき、4年生が煙小屋体験をしました。

 消防士さんから大切なことを学びました。

 火事を見つけたら大きな声で火事だと叫びましょう。出来るだけ多くの人に伝えましょう。大人の人に伝えたり、119番にかけたりしても良いでしょう。

 火事で命を落とすとき、煙に巻かれて逃げられなくなることや洋服などに火がついてしまうことが多いです。煙は上に行く特徴があります。体を小さくしてすばやく避難できるようにしなければなりません。ハンカチなどで鼻と口を抑え、壁伝いに進みましょう。

 もし洋服に火がついてしまったら、あわてて走り回ると火が大きくなりがちです。動かないで周りの人に消してもらったり、寝っ転がってまわると火を消しやすいです。

 消防士さんは、はっきりと分かりやすい声で説明してくださるのでさすがだなと思いました。

 子どもたちの感想です。

「消防士さんは、ヘルメットを被り赤い服装をしていてかっこよかったです。ハキハキと声が大きく聞きやすかったです。火事を見たら、大きな声で『火事だ!』と叫ぶと聞きました。煙は、体に毒です。上にいく性質があるので、体を低くして歩くと教えてくれました」

「煙小屋の中は視界が悪く、匂いが臭くて気持ち悪かったです。鼻をつまんだり、息を止めたりしたら煙は吸いませんでした。本物の煙は、今回のように甘い匂いはしないそうです」

「緊張しました。視界が悪く障害物があって、進むのに邪魔でした。本物の煙はもっと視界が悪くて臭くて、逃げるのが難しそうで怖くなりました。こんな体験をさせてくれて嬉しかったです」

 命を守るための大切なことを教えてくださいました。消防士の皆様、ありがとうございました。