4年 ゴミについての特別授業

2022年10月21日

 藤沢市の環境事業センターのみなさんに、ごみの処理やロードパッカー車の仕組みについて教えてもらいました。いつもは藤沢市内のごみ収集などの仕事をしているそうですが、ロードパッカー車に乗って学校に来てくださったのです。

 持続可能な社会の実現のために、ゴミの始末を考えていかなければなりません。センターのみなさんが、私たちの生活とゴミについて教えてくださいました。

 藤沢市では、ゴミを4種類に分けています。燃えるゴミ、燃えないゴミ、大型ゴミ、資源物です。ゴミ袋が有料なので捨てるのにもお金がかかっていますが、分け方を覚えることでゴミを減らすと共に、少しお得にもなるそうです。

 生ゴミを減らすためには、「食品ロスをへらす」「食べ残しを減らす」「皮の剥きすぎなどに気をつける」ことが大切だそうです。

 不燃ゴミを出すときには、ライターやガスボンベなどの出し方に注意しなければなりません。不用意に出すとゴミを集めたロードパッカー車が火事になってしまうそうです。なんと2年に1回くらいの頻度で火災の事故が起きるとのこと。気をつけなければなりません。

 ゴミをポイ捨てにすると海に流れ着きます。この海洋プラスチックが問題になっています。プラスチックゴミは「マイクロプラスチック」「マイクロビーズ」とよばれる小さなかけらになるそうです。神奈川の浜辺に打ち上がったクジラのお腹の中に、そのようなプラスチックが沢山溜まっていたとのこと。魚が間違って食べてしまうこともあるそうで、プラスチックゴミはしっかりと始末することが大事です。

 子どもたちは、よく話を聞いていました。センターの方は、ゴミを燃やした後にできる溶融(ようゆう)スラグの本物を触らせてくれたり、大きなパネルを使って説明してくださったり、分かりやすく説明してくださいました。

 最後に藤沢に一台しかない特別なロードパッカー車を見せてもらいました。この車はなんと廃油で動かすことができるそうです。さらに、ゴミの投げ入れ方を見せてくれたり、ゴミが荷台に入っていったりする様子も覗かせてくれました。

 SDGSなど環境についての取り組みが求められる中で、身近なゴミについて考える機会となりました。ありがとうございました。