いよいよ最終日。3日目と同様にビュッフェ形式の食事をとり、部屋の片付けを仕上げます。食事を終えた部屋ごとにもどり、各自の支度を進めていくのは、この旅行中のビュッフェ形式の朝食で慣れてきました。

ホテルの出発は定刻、これまでの宿泊学習での経験からずいぶんと手慣れてきています。あとは、出国手続きを終えて搭乗までの時間をゆとりを持って過ごせると思っていたのですが……。スーツケースを預ける機械のシステム障害により、出国手続き前に渋滞が起きてしまいました。最後はスーツケースの重さを量ってから空港の職員が手作業でスーツケースを運んでいました。

出国ゲートの前で、一週間お世話になったレイコさんとのお別れの挨拶もそこそこに、あわてて飛行機に乗り込む事態となりました。セミナーを通して、全体でのトラブルはこれが最初で最後でした。帰りは、同じ時間を機内で過ごしましたが、2度目という事と、日中の時間帯という事もあって比較的ゆとりを持って過ごせました。

機体の左側に夕日が見える頃に、間もなく成田到着というアナウンスがありました。いよいよ日本到着です。無事に着陸して、機内からボーディングブリッジに出た途端、むしっとする暑さに日本の夏を実感しました。スーツケースを受け取り、出国審査を終えて、一行はみんなを待っていた保護者の皆さんの元へと笑顔で向かいました。

かつてない長さと移動距離の宿泊学習となったオーストラリアセミナー。その中で、これまでの経験を生かしながら、それぞれが新しい活動にチャレンジすることができました。ここで紹介している内容だけでなく、参加者それぞれに多くのストーリーが生まれました。まずは、保護者の皆さんと、このオーストラリアセミナーでの様々な出来事を分かち合ってください。