5年生「雪の学校」NO.6(2016年度)

2017年1月26日

2日目の夜は、夕食を食べてから入浴とクラスミーティング、そしてお土産購入の時間です。

お土産の購入では、決められた金額のうち、上手な買い物になるように自分なりに考えながら購入していました。10円単位を計算しながら、予算をすべて使い切るよう悩ませている子もいました。

クラスミーティングでは、民泊に向けての最終確認をします。出会いのときのあいさつや、各家庭での過ごし方、最終日のお別れ会の仕事の確認。あらためて子どもたちは、気を引き締めた表情に変わりました。荷物と心をしっかりと整理して、三日目に備えます。
 
迎えた、民泊への出発の朝。まずは3日間を過ごした宿舎「雲海」の方々に、代表児童から感謝の気持ちを伝えました。

「雲海の皆さんへ。三日間でしたが、まつだいの方々と雲海のみなさまのおかげで、楽しく過ごすことができました。一日目は、雪遊びをしました。歩きやすくしてくださったり、遊び場所を作ってくださったりしました。二日目の朝には、雲海が見えました。昨日はスノーシューをしながら、自然をまんきつし、わら細工では、作るのが難しく、時間もかかりました。しかし、良い経験になったと思います。三日間、本当にありがとうございました。」

雲海の方からは、「ぜひ、また来てください」という言葉がありました。
 
宿舎から松代地区と松之山地区に分かれて出発をします。それぞれバスに乗り込んで、お迎え場所まで行きます。

「どんな人たちが待っているのだろう?」
「どんな雰囲気の家庭なのだろう?」

大きな期待と少しの不安で、ドキドキワクワクしながらバスに乗り込みました。

担任や引率の教員は、手分けして民泊先のご家庭に子どもたちを預けていきます。出会いの瞬間、子どもたちの緊張と期待感を織り交ぜた表情で丁寧にあいさつをしていく姿が印象的でした。

これから1日間は、子どもたちと民泊先のご家庭の時間です。教員は、各家庭に行くことはできません。どんな素晴らしい時間を過ごすのか。知りたい気持ちもあるのですが、我慢して最終日の朝を待ちます。

卒業生が異口同音に、小学校生活で強く印象に残っている日の一つと語る民泊。ステキな時間になったことでしょう。