起震車体験(2018.9.10)
防災訓練の一環として、3年生で起震車体験をしました。
折しも北海道で大きな地震があってすぐだったこともあり
子ども達の防災意識も高まっており、熱心に話を聞く姿が見られました。
机の脚につかまっていても体を支えていられない程の、想像以上の、
激しい震度6の揺れに、呆然とする子、驚きすぎて笑うしかないといった様子の子もおりました。
ふざけたり、楽しんだりといった〝笑い〟はよくありませんが、
あまりの衝撃に、笑ってしまう…それは少しわかるなぁと思いました。
大人が体験しても、それはもの凄い揺れですから。
事後指導として「今日の条件」を確認し「本当の地震と今日の体験とを比較」しました。
子ども達も、よくわかっていました。
今日は「訓練・体験である」ということ。
それは、明確な〝終了〟と、そこからくる〝安心〟がまず根底にあるということ。
すぐ近くに身を隠す机があること。
揺れの激しさに机から出てしまったとしても、倒れてくる家具や塀といった危険はないこと、等々。
これが本当の地震であったのなら、身を隠す場所を確保することさえ一苦労だということ。
いつ余震がくるかも、はたまたこれから本震がくるかもわからない不安の中で
それでもできるだけ心を整えて、身の安全を自分で守らなければならないということ。
そんなことを話し合って、学びのまとめとしました。
今回の活動を通して見えた課題としては、現在の小学生は3.11を未経験だということです。
被災をした際の避難先や、お家の人との待ち合わせ場所などについて
家族で確認をしている児童が少ないことがわかりました。
今一度、各ご家庭でも防災について話し合っていただけるとよいかと思います。
この度の北海道地震の被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。