1年生 新江ノ島水族館見学

2018年12月11日

 

11月22日に、新江ノ島水族館に行きました。

前回の見学とは違って、今回は1つの大きなテーマがあります。

 

1年生の国語の教科書に「うみのかくれんぼ」という教材があります。

教科書の中では、はまぐり、たこ、藻屑背負い(もくずしょい)が、どのように身を隠すのかが書かれている説明文です。

その世界観をどうすれば理解できるだろうかと、湘南学園小学校と新江ノ島水族館のスタッフの方々で協力をして、

1つの教材を創りました。

 

まずは、「なぎさの体験学習館」の教室に入り、

海の生き物たちは「なぜ隠れるのか?なぜ変身するのか?」に触れながら、実際に隠れる生き物を見ました。

目の前に、砂と海水が入ったカップが1つ。そこに5、6個の「何か」が入れられました。

食い入るように見ている子ども達。

その時、「あーーーーーーっ!!」

その生き物が砂の中に潜っていきました。

フジノハナガイ。

砂にもぐる瞬間を見つめる子ども達は、最高にキラキラした目で大興奮でした。

隠れる意味を考え、身を守るだけではなく、えさをとるという新しい知識も知ることが出来ました。

 

その後は、グループワーク。

水族館の中を自分達で回り、「隠れている」生き物たちを探して回ります。

タカアシガニやオオカミウオ、チンアナゴ、エイやクラゲやクリオネなど、興味津々。

 

本物を見た時の「すごいっ!」という衝撃は、教科書から伝わるものとは、やはり全く違いました。

グループでの活動も、なんとか隠れている生き物を見つけようと、目をキラキラさせながら水槽を覗いています。

 

子ども達は、教科書から飛び出し、“本物”を目にしたことで、大きく世界が広がったと思います。

本物を見ることで、他の生き物に興味を持ち、それがどんどん広がっていくこと。

そこからまた疑問が沸いて、調べようとする。

これこそが、本物の学習になったように思います。

新江ノ島水族館の方々にも感謝です。