1年生 新江ノ島水族館見学
11月22日に、新江ノ島水族館に行きました。
前回の見学とは違って、今回は1つの大きなテーマがあります。
1年生の国語の教科書に「うみのかくれんぼ」という教材があります。
教科書の中では、はまぐり、たこ、藻屑背負い(もくずしょい)が、どのように身を隠すのかが書かれている説明文です。
その世界観をどうすれば理解できるだろうかと、湘南学園小学校と新江ノ島水族館のスタッフの方々で協力をして、
1つの教材を創りました。
まずは、「なぎさの体験学習館」の教室に入り、
海の生き物たちは「なぜ隠れるのか?なぜ変身するのか?」に触れながら、実際に隠れる生き物を見ました。
目の前に、砂と海水が入ったカップが1つ。そこに5、6個の「何か」が入れられました。
食い入るように見ている子ども達。
その時、「あーーーーーーっ!!」
その生き物が砂の中に潜っていきました。
フジノハナガイ。
砂にもぐる瞬間を見つめる子ども達は、最高にキラキラした目で大興奮でした。
隠れる意味を考え、身を守るだけではなく、えさをとるという新しい知識も知ることが出来ました。
その後は、グループワーク。
水族館の中を自分達で回り、「隠れている」生き物たちを探して回ります。
タカアシガニやオオカミウオ、チンアナゴ、エイやクラゲやクリオネなど、興味津々。
本物を見た時の「すごいっ!」という衝撃は、教科書から伝わるものとは、やはり全く違いました。
グループでの活動も、なんとか隠れている生き物を見つけようと、目をキラキラさせながら水槽を覗いています。
子ども達は、教科書から飛び出し、“本物”を目にしたことで、大きく世界が広がったと思います。
本物を見ることで、他の生き物に興味を持ち、それがどんどん広がっていくこと。
そこからまた疑問が沸いて、調べようとする。
これこそが、本物の学習になったように思います。
新江ノ島水族館の方々にも感謝です。