サンゴを救え!プロジェクト②(2018.12.4)
1学期に
沖縄美らサンゴさんとナショナル・ジオグラフィックさんにご協力いただき
サンゴを通して、海についての学習をしました。
子ども達の描いたサンゴスティックを使ったサンゴ苗を
10月と11月に植え付けるということだったので
その後の経過についても授業をしていただこうと計画していた今回の授業。
サンゴについての復習をしてから
自分達の携わったサンゴの写真を見せてもらいました。
《7月17日 苗作り完了》 《9月22日 苗作りから2ヶ月後》
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その順調な成長ぶりに嬉しさがこみ上げ「おぉ~」という歓声も。
その子ども達の反応に申し訳なさそうに
ダイバーさんが「でも…」とおっしゃられると
子ども達も「えっ?」と不安がり。
「9月にたくさんの台風がきたよね。覚えてるかな?」
台風のその進路を見て「あぁぁーーー」という悲鳴が上がりました。
地上の被害の様子が伝えられ
そして…「海にも被害が及びました」と。
子ども達からは「あぁぁぁーーー」という落胆の響めきが。
なんと、子ども達の苗を育成していたまさにその場所を
台風24号が通過していったそうなのです。
「残念ながらみんなの苗は全滅してしまいました」と言われた時
その〝全滅〟という言葉に、私もはっとしました。
植え付けたらそのまま育っていくものだと
どこかで漠然と思い込んでいたのだと気づかされた瞬間でした。
自分達の苗が全滅してしまったのは残念ではありますが
だからこそ、続けていくことの大変さと、大切さが
より、子ども達にも伝わったのではないかと思います。
その後、台風の被害にもめげずに新しい苗を植えられたそうです。
その後
「①海にはどんな問題があるのだろう?」
「②その理由は何だろう?」
という問についてディスカッションをしました。
子ども達が自分の経験や知識に結びつけて
そして自分に引きつけて考え、発表する姿が印象的でした。
4年生では、海から遡って川と山について学習をしていきます。
その時にまた今回の学びを活かして、深く考えてほしいと思います。