稲作体験~草取り編~

2020年7月28日

先週の火曜日に相原農場で草取りを行ってきました。

田んぼに入るのも初めての人がほとんど。貴重な体験をすることができました。

 

田んぼについたらまず初めに、稲と雑草の違いを確認しました。ここをしっかりしないと、大切な稲を引き抜くことになってしまいます。子ども達は集中して話を聞きます。

稲とヒエの違いは節にある小さな毛。この小さな違いも相原さん達には大きな違いに見えるそうです。実際に近くで見ながら確かめていきます。

 

とった雑草の処理の仕方も教えてもらったところで草取りスタート。初めての田んぼの感覚に自然と歓声が上がります。ずんずん稲の間を歩いて行く子ども達。相原さんが言うには子どもの足で雑草を踏むだけでも草取りの効果はあるそうです。

 

田んぼの感触の受け取り方は人それぞれ。気持ちが良いとにこにこしながら歩いて行く人もいれば、立ち止まってしばらく歩けなくなってしまう人も・・・

 

しばらく作業をしたところで草取りは終了。中には「まだやり残したことがある」なんて言う人もいて、やればやるほど農業の奥深さに気づいていくようでした。

最後に相原さんからは、「今日の草取りは大変だったと思う。でも、農家の苦労を知っている人がいるだけでわたしたちはがんばれる。日本の農業を盛り上げるための米や野菜をたくさん食べてほしい」というメッセージをもらいました。実際に草取りを体験した後だからこそ、この言葉もより響いているようでした。

翌日の昼食のとき、「いつか相原さんの作ったお米を食べてみたいな」とつぶやく子どもがいました。ふだん食べているお米も誰かががんばって作ったもの。子ども達にはしっかりと伝わったようでした。