冬の一コマ~たいいくだより~

2021年1月18日

年が明け、あっという間に2週間が過ぎました。

テレビからは、何度も「猛烈な寒波」と繰り返し流れてきたように、最高気温も10℃に満たない日が連日続きました。

「雪がふってたよ!!」

13日、グラウンドに出てきた1年生は、我先にと言わんばかり、

鼻からフーーんと何か出てきそうに身を乗り出しながら

「うちもー」「ぴとってなった」「ねー」「うんうん」

きらきらと元気な報告をたくさんもらいました。

3学期は、そんな雪混じりの寒い寒いスタートとなりましたが、子どもたちの顔はアツアツです。

 

同じく、テレビ画面を通して見える日本の豪雪地帯では、身の丈を大きく超えるほどの雪が積もりっています。

外で色鬼をして遊ぶのは大変そうだなぁ・・・とついつい思ってしまった程、一面真っ白な雪景色です。

そんなことを思いながら、ここ数年は、スキー場の雪不足も体感していただけに、「今年はスキーも楽しめそうだ」とわくわくしてしまいます。

しかし、一方では、雪下ろしの作業中に亡くなる方や道路で立ち往生してしまうなど、雪国ならではの事故もたくさん起きています。

一時であれば、なんとなく気持ちがそわそわしてしまう様な、嬉しく、楽しい「雪」。

ただ、その雪国の冬の厳しさは、暮らしている人にしかわからないものでしょう。

そこには、生き抜くための、知恵と工夫、そして人の温かさがたくさんあります。

ふと、雪国で暮らしていく覚悟と言うのか、力強さを感じました。

耐えた先にある、春の暖かさ、豊かさ、嬉しさなどをきっとみんなで分かち合うのでしょう。

 

「おひさまあったかーい♪」

「そーだねー♪」

「うごくとあついよ」

「ピロティー(日陰)とぜんぜんちがうもん」

「はんそでだってへいきだよ」

いつだって季節を全身で感じて、分かち合う子どもたちがいます。

大切にしたいと思う、何気ない会話と時間です。

今年度も残すところ3ヶ月となりました。

知恵を出し合い、声を掛け合い、子どもたちと共に苦楽を分かち合い、

元気に活動していきたいと考えています。