冬の一コマ~たいいくだより~
年が明け、あっという間に2週間が過ぎました。
テレビからは、何度も「猛烈な寒波」と繰り返し流れてきたように、最高気温も10℃に満たない日が連日続きました。
「雪がふってたよ!!」
13日、グラウンドに出てきた1年生は、我先にと言わんばかり、
鼻からフーーんと何か出てきそうに身を乗り出しながら
「うちもー」「ぴとってなった」「ねー」「うんうん」
きらきらと元気な報告をたくさんもらいました。
3学期は、そんな雪混じりの寒い寒いスタートとなりましたが、子どもたちの顔はアツアツです。
同じく、テレビ画面を通して見える日本の豪雪地帯では、身の丈を大きく超えるほどの雪が積もりっています。
外で色鬼をして遊ぶのは大変そうだなぁ・・・とついつい思ってしまった程、一面真っ白な雪景色です。
そんなことを思いながら、ここ数年は、スキー場の雪不足も体感していただけに、「今年はスキーも楽しめそうだ」とわくわくしてしまいます。
しかし、一方では、雪下ろしの作業中に亡くなる方や道路で立ち往生してしまうなど、雪国ならではの事故もたくさん起きています。
一時であれば、なんとなく気持ちがそわそわしてしまう様な、嬉しく、楽しい「雪」。
ただ、その雪国の冬の厳しさは、暮らしている人にしかわからないものでしょう。
そこには、生き抜くための、知恵と工夫、そして人の温かさがたくさんあります。
ふと、雪国で暮らしていく覚悟と言うのか、力強さを感じました。
耐えた先にある、春の暖かさ、豊かさ、嬉しさなどをきっとみんなで分かち合うのでしょう。
「おひさまあったかーい♪」
「そーだねー♪」
「うごくとあついよ」
「ピロティー(日陰)とぜんぜんちがうもん」
「はんそでだってへいきだよ」
いつだって季節を全身で感じて、分かち合う子どもたちがいます。
大切にしたいと思う、何気ない会話と時間です。
今年度も残すところ3ヶ月となりました。
知恵を出し合い、声を掛け合い、子どもたちと共に苦楽を分かち合い、
元気に活動していきたいと考えています。