豊かな学びへ-1年生算数-
2021年4月16日
1年生が算数の勉強をしてます。
この日はピンポン球6個とドッジボール4個の2種類のボールを用いて、「どちらが多いか?」を比べていました。
僕が見たときは、男の子が2種類のボールの端を揃え、きれいに並べているところでした。(写真A)
「これでどっちのボールが多いか分かる?」「分かるよ。」「なんで?」「数えればいい。」「なるほど、でもパッと見て分かりたいんだよね。だって先生は数えられないんだよ。」色々な子に寄り添いながら、子どもとのやりとりが続きます。
教室はいつの間にか、「小林先生に教えてあげよう!」の雰囲気になっていました。
担任が子ども目線まで下がることで、分かる子も分からない子も、みんなで学び合う「授業づくり」になりました。
そんな中、女の子がドッジボールの前に、一つずつ丁寧にピンポン球を置き始めました。すると、ピンポン球の方が2個多いことが、誰の目から見ても分かるようになりました。(写真B)
小林先生が「1個ずつ手をつなげてあげると分かるよね。」と言いながら、ペアになったピンポン球とドッジボールを〇で囲むと、子どもたちは満足そうにうなずいていました。
今回の授業は、一人ひとりの考えを生かしつなげた授業でした。
担任の先生からの、「あなたがいたからみんなが分かった」の思いが伝わる温かい時間でした。