江ノ島磯観察

2021年5月28日

 「カニ発見ー!」、「魚いたー!」、「ヒトデ~」
 江ノ島の西にある「西磯(にしいそ)」から子どもたちの明るい声が響きました。
 3年生が江ノ島へ磯観察に行きました。
 今日は海が少し荒れていたので心配しましたが、潮回りがよく磯は湘南学園小学校3年生の貸し切りでした。

 僕も子どもたちと一緒にカニを探しました。最初、子どもたちはその場をちょっと見ただけで移動してしまいました。「みんなが動くとカニは敵だと思って隠れてしまうよ。だから、しばらくじっとしているのがいい。」と伝えると、タイドプールの前で水面をじっと見つめる子どもたち。      「あっ!!」何かが動いたのに気付きました。
 多くの子どもたちは、カニを見つけるために水の中や岩の切れ目を探しています。そこで、数名の子どもを石のまわりに集めました。「いいか、この石をどけるとカニがいるからよく見ておくんだぞ。」一点集中の子どもたち。石をどけるとワシャワシャとカニが5匹ほど逃げます。それを素手で鷲づかみポンポンと水槽に入れる女の子がいます。逞しや逞しや。(笑)
 インストラクターの方が、コブヨコバサミやイソヨコバサミといった珍しいヤドカリがいたと言ってました。


 学校の近くに、こんなたくさんの生きものがいるフィールドがあるなんて、湘南学園はとても恵まれていると思います。
 遠くに富士山が見えます。
 湘南学園が100周年、いや200周年を迎えたときも、今日と同じように子どもたちの声が磯に響いていることを願います。