雨に唄えば

2021年7月2日

 文月は雨の始まりとなりました。
 今日は大雨警報が出て休校となってしまいました。子どもがいない学校の中はしんみりしています。
 一方、学びの森と畑では雨の中で花や野菜や生きものたちが元気にしてます。
 紫陽花はお仕舞いを迎えましたが、1年生が育てた朝顔が雨に洗われ、きれいな水色や紫色に咲いています。
 学びの森のメダカも、雨降る池で静かに遊んでいるようです。
 梅雨の恵みの雨のおかげで、学びの森の緑が濃くなり、畑の野菜たちもすくすくと育っています。
 キュウリは「次は実だよ。」と黄色の花を咲かせています。
 トマトは「もう少し待って。」と緑色に実っています。
 2年生が育てている枝豆は、できたての小さな莢が楽しげにぶら下がっています。



 
 先日、トマトの写真を撮っていると、2年生の女の子二人が話し掛けてきました。
「校長先生、何してるの?」
「トマトの写真撮っているんだけど美味しそうだよね。」
「まだ、食べられないよ~」
「そうだね、でもトマトの匂いは嗅げるよ。」
と言って、親指と人差し指で葉を摘まみ、擦って指を嗅いでみるとトマトの匂いがすることを教えてあげました。それに驚いた二人は、キュウリや枝豆の葉を摘まんでは指の匂いを嗅いでいました。お互い顔を見合わせて首をひねったり、指をじっとみたり、直接葉の匂いを嗅いでみたりと、二人は五感を総動員して色々なことを感じているようでした。
 今しかできない “学びの森の学び” です。

 3年生が海の学校に行っています。雨もなんのその、現地から子どもたちの楽しげな様子が届きました。