休み時間の一コマ

2021年12月4日

 ドロケイ、ねこドン、うまのり、かかし、チェーリング、ゴロベース、これらの遊びが何だか分かる人は、ほぼ僕と同じ時代を小学生として過ごしてきた方たちだと思います。学校の休み時間は男の子も女の子も一緒になって遊んでいました。さてさて令和時代の学校の休み時間、子どもたちはどのように過ごしているか、あちらこちら巡ってみました。
 1年生前の廊下で男の子の固まりを見つけました。覗き込むと、ペットボトルのキャップをこまの代わりにして競って回していました。それを見て、僕等の頃はお酒の王冠を回していたのを思い出しました。ときどき匂いを嗅ぎながら(笑)。時代を感じますが、身近なモノを利用して遊びにしてしまう知恵は同じです。2年生の教室へ行くと将棋やパズルで頭を鍛えていました。また、ダンボールで小田急線を作って連結させ、校内を路線のごとく移動している3年生の男の子たちがいます。
 小ホールからはドッジボールをする6年生の声が聞こえてきました。一度にボールを二つ使っているので動きが速く迫力があります。ひと昔前は、教員対6年生のドッジボールをやったことがあります。お互い本気なので突き指などはあって当たり前でした。ハンドボールをしていた先生の剛速球を受けて、マンガのように子どもが後ろに飛ぶ姿を見たのは、後にも先にもこのときだけです。それでもボールを離さなか男の子の根性は見上げたものでした。何年経っても子どもたちはドッジボールが大好きです。


 小グラウンドでは限られたスペースで上手に遊んでいる姿を見受けます。鉄棒にぶら下がっている多くは女の子です。クルクルとよく回っています。遊具の周辺では、こおり鬼をしている子どもたちがいました。障害物を上手に使って逃げたり追いかけたりしていました。 子どもの動きを見ているとかなりの運動機能を使っているのが分かり、遊びで身体を鍛えているのを感じます。幼稚園の方に目を向けると、6年生が三人並んでベンチに座っていました。「何をしているの?」と尋ねると「まったり。」と返ってきました。色々な休み時間の過ごし方があります。師走に入り気温は低くなってきましたが、子どもたちは一年中いつも元気です。