グリーンフラッグ

2022年3月1日

 エコスクール委員会が次年度のグリーンフラッグ取得延長に向けて活動をしています。
 まず、グリーンフラッグとは?の話をします。スウェーデンには、学校全体で熱心に環境に取り組んでいることを認めてもらう仕組みがあります。グリーンフラッグは、世界的な規模で活動している環境教育財団が行おこなっているエコスクールプログラムにおける認証の証となっています。どのテーマに取り組むかを児童と先生が一緒に決めます。
 テーマは①ライフスタイルと健康②身近な環境③水資源④地球温暖化とエネルギー⑤消費生活⑥ごみのリサイクルです。テーマを決めた後は目標を決めます。たとえば、学校の紙を全部リサイクルする、環境にやさしい洗剤だけを使うなど。大切なのは、自然の循環に合わせた社会にするための手順としなければならないことです。ですから、続けながら良くしていくように努力する必要があります。1~2年間の取り組みをレポートにまとめて財団にプレゼンテーションした上で認証を受けて、その証としてグリーンフラッグの旗を授与されるという流れになっています。この取り組みは、世界50カ国で行われています。

 湘南学園小学校は2013年にエコスクールに認定されグリーンフラッグを取得しました。そして、今日は今年度の取り組みに対する審査を受けるためのプレゼンテーションがZoomで行われました。エコスクール委員会の委員長を始めとした3名は、開始前からかなり緊張をしていました。藤沢めだかを増やしたことを軸にして、「みんなで地域の生きものを増やして、豊かな学びの森を持続させよう」をエココードにして目標設定の理由を伝えました。
 また、具体的な実践として、学びの森の整備を全校児童に呼びかけたり、卵から育てた藤沢めだかが600匹に増えたことや、校長日記「かわせみが来た日」で紹介した、湘南学園小学校の学びの森にかわせみが飛来したことも伝えてくれました。後半は財団の方からの質問の時間です。「豊かな森とは?」など突っ込んだことも聞かれましたが、取り組みを振り返りながら頑張って答えていました。終・卒業式までには認定されるかどうかが分かると聞いています。プレゼンテーションの緊張から解き放された子どもたちに笑顔が広がりました。