「宮下正美を語り継ぐ」~「南信州新聞」から

「南信州新聞」2014.11.26の該当記事
それは「宮下正美を語り継ぐ」(「南信州新聞」2014.11.26付)と題した8段組の大きな記事です。その記事を紹介します。宮下先生と同郷の山田博章さんは今から3年前に宮下先生の存在を知り、「宮下正美先生を語り継ぐ会」を立ち上げ、その足跡を辿り、ゆかりの地を訪ね、語り継ぐ必要性を実感したといいます。
この11月23日には、高森町歴史民俗資料館において、町民ら約80名が参加して宮下正美を語り継ぐ山田さんの講演会が開催されました。この講演会は3つの構成になっています。1つとして児童文学者として知られた宮下文学の魅力を味わう作品朗読、2つとして宮下文学作品三部作の復刻(2015.1.予定)にいたる経緯や、代表作「山をゆく歌」の内容や背景に描かれている木曽山脈など地元の美しい風景を含めての評価、そして3つには宮下先生の生い立ちから、上京、学生生活、教育者としての仕事、定年後の経歴を様々なエピソードを交えての人生論など盛りだくさんの内容といえます。そのなかでのエピソードの1つは、宮下先生は少年時代、母親からカイコの成長を人間の成長になぞらえ、「自分自身の力で殻を破り生まれ出てくる」という生命論について教えられたというものです。山田さんは、このエピソードが宮下先生の自立につながったと推察します。また飯田中学から慶応義塾大学に進んだ宮下先生は、同郷の先輩たちが暮らす寄宿舎「信陽舎」で飯田出身の演劇学者・河竹茂俊と出会い、その後の人生に大きな影響を与えたともいいます。

上記新聞より会のようす
湘南学園小学校そして湘南学園が、建学の精神を基調に、新たな改革を進めるいま、宮下先生の事跡から学び考えること、それを自校史教育に生かしていくことなど課題がみえてきました。
*(お詫びと訂正)「校長日記2014.11.7」の文中に倉田澄子さん(チェリスト)が湘南学園出身とありますが誤りでした。お詫びして訂正させていただきます。