2015年の幕開け~「雪の学校」近し

2015年1月9日

 新年明けましておめでとうございます。
 2015年の十干十二支は「乙未(きのとひつじ」です。今年が皆様にとってより良き年であることを願っています。

 始業式を前に、学校法人湘南学園の全教職員が一同に会しての「初顔合わせ」が行われました。建学の精神を基調に、仲本学園長から新年にあたっての抱負が語られ、これまでの81年の歴史を確認し、今年を新たな飛躍の年にすべく、参加者一同、それぞれに決意を胸に抱く様子でした。この一体感を大事にしたいものです。

 始業式当日の朝、子どもたちは、久しぶりの登校に早くもわくわくしていた様子で、教室にかばんをおくや、寒さもなんのその、校庭一面にドッジボールなど遊びの花が咲きました。湘南学園小学校の子どもたちは、冬でも元気溌剌、湘南の青空から射し込む陽光に輝いてみえます。

 さて、湘南学園小学校の1月は、5年生の総合学習「雪の学校」が予定されています。6年生の「修学旅行」(6月)にはじまり、2年生の「海の学校」(6月)、4年生の「山の学校」(7月)などの各学年の総合学習の締めくくりとして、「雪の学校」が取り組まれます。

http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bokushi_Snowshoe.jpgより

 越後そして雪といえば、思い出されるのが名著、鈴木牧之の『北越雪譜』です。この作品は、雪国の風俗、暮らし、方言、産業そして奇譚まで雪国の百科事典ともいえる盛りだくさんな内容をもち、越後魚沼の雪国の様々な生活を見事に描いたもので、天保年間に出版され当時ベストセラーになりました。私たちがこれから赴く日本屈指の豪雪地帯である新潟県十日町市松代は、牧之の生地の魚沼・塩沢から約30キロメートルほど北西に位置します。この「雪の学校」では、子どもたちが民泊を含めて厳冬期の生活体験をさせていただき、暮らしと雪、自然と人間などの視点から考え学ぶというものです。今冬もすでに2メートル50センチ近くの降雪量という厳しい冬の自然が待ち受けていますが、その体験を含め越後の雪の生活を堪能してほしいものです。

 なお、本年度の「雪の学校」の詳しいご報告は、後日、湘南学園小学校の「学びブログ」等をご覧ください。
 昨年度、一昨年度の「雪の学校」の様子は下の記事にありますので、合わせてご覧ください。