湘南学園小学校アフタースクール2015発表会

2016年3月4日

湘南学園小学校アフタースクール2015発表会
~子どもたちの作品と「気づき」~

 湘南学園小学校のアフタースクールは、開設2年目を終えようとしています。ここ藤沢市鵠沼松が岡という湘南を代表するロケーションを得て、創設82年の歴史と伝統をもつ湘南学園小学校の子どもたちに豊かな放課後を! を合言葉にして始めました。「NPO法人放課後」のスタッフの方々の献身的な努力が、保護者の皆様にご理解をいただき、右肩上がりの加入者増加につながったものと言えましょう。

 アフタースクールは1つとして同じものはないといえます。各学校でのアフタースクールの位置づけ、施設設備の利用範囲や教職員との関わりの在り方、預かりや講座の内容、長期休業中の開校状況の内容など、どの私立小学校のアフタースクールも工夫を凝らしています。

 こうしたなか私たちの湘南学園小学校のアフタースクールは預かりをベースに多様なニーズにお応えできる多彩な講座を設定しており、いかにも湘南のロケーションを十全に生かした魅力あるアフタースクールとしてお褒めをいただくこともしばしばあります。

 例えば、講座のなかの1つである日本文化(華道)の講座をご紹介しましょう。華道は1年生から6年生までの14名が受講しています。指導されているのは、元湘南学園小学校教諭で現在嘱託講師をしていただいているF先生です。F先生は小原流一級家元教授でもあり、その力をこのアフタースクールで発揮していただいているのです。いただいた発表会の案内には、子どもたちと1年間たくさんの花と接してきたこと、そのなかに次のようなエピソードが記されていました。それは「お花に対する子どもらしい気づき」についてです。

「先日のおけいこのことです。『先生、クリスマスの時に使った”ペイントしたうんりゅうやなぎ”取っておいたら芽が出てきてびっくりしちゃった』といってきました。枯れ枝のような雲龍柳が春になって芽吹いたのに気がついたのです。こういう植物に対する子どもらしい気づきを大切にこれからも活動していきたいと思います。」

 作品の素晴らしさのなかには、F先生の湘南学園小学校教諭としての豊かなキャリアが投影されており、子どもたちの気持ちのひだを一つひとつ丁寧に読み取り指導される力があるのだと理解しました。

 春休みには、スプリングスペシャルプログラムが子どもたちを待ち受けています。これからの湘南学園小学校アフタースクールにご注目ください。