2017始業式 新たな決意「切り替える日」~目標をもち実行する日~

2017年4月6日

 本年度も引き続いて校長を務めさせていただきます
河本洋子です。よろしくお願い申し上げます。

 本日の始業式で子どもたちに会えることを楽しみにしていました。19日振りに子どもたちの前に立ち、まずは私の気持ちを「律」し、「凜」とした姿勢で気持ちを引き締め、今年度最初の学校びらきとして子どもたちと向き合いました。

 4月を迎え、お友達に久し振りに会えて嬉しい気持ちの中、今日ここで「新たな気持ちに切り替える」「心と身体で真剣に聞く」ことを本日のポイントとして、私からのすり込みで何度も話しました。昨年まで色々あっても今日は4月出だしの日。新学年としての始まりの大事な日であることを、新2年生にもわかるように伝えることに徹しました。

 マイクを使うと声が拡散しブレる感覚があったので、マイクを使わず腹式呼吸で言葉を選んで伝え、向き合う時間です。ホール内の全校児童と後ろにいた転入生の保護者、教職員皆さんにも届くように、ゆっくり丁寧に話すことを心掛けました。

 新2年生から6年生のみなさん
  ご進級おめでとうございます。

と伝えると「ありがとうございます」と言う声がかえってきた時には、素直さが眩しく、嬉しく思いました。

 桜の花が咲き、ポピーやムスカリ、チューリップも顔を出しました。寒い冬の間、土の中でジッとしていた分、なんとも鮮やかに咲いて心がワクワクしてきます。幼稚園の園庭の桜の木も7分咲き・8分咲きです。これから、桜が満開になるまで登下校しながら、桜を見れるのでとても楽しみです。このような素晴らしい季節での始まりの「春」を大事にしましょう。

 新年度を迎えて、川井学園長から「目標を持ちましょう」という話がありました。

 子どもたち一人ひとりの顔には、希望に満ちた喜びと「新たな決意」を感じます。しかし今日の始業式、楽しみにしていた人もいれば、不安に思っていた人もいたはずです。今日は一歩踏み出しました。

 今年は「一歩前へ進みましょう」という話から、「一歩前へ」進むためには「勇気」が必要ですという話をしました。

 「勇気」をもつということ。本当の勇気をもつことはどういうことなのか。

 1つ目は「前に進もうとする勇気」。これからの生活に立ち向かっていこうとする勇気のことです。失敗することを恐れないこと。失敗を恐れて何もしないことが一番怖いことなのです。「前に進む勇気」をもって今日から踏み出しましょう。

 2つ目は、前に進むだけが勇気ではありません。時として「立ち止まる勇気」、ストップして考える勇気も必要です。この道で良いのかなと立ち止まり確かめる勇気も必要な時があります。

 3つ目は、危険なとき無理をしないで「引き返すことのできる勇気」です。お友達に対して、悪いと気がついた時「申し訳ございませんでした」「ごめんなさい」と言って謝る勇気をもってください。 3つの勇気を心の勇気として、新たな決意・目標・めあてをもって、「一歩前へ」踏み出しましょう。

 そして明日、7日(金)は入学式を迎えます。保護者の皆さま、お子さまのご入学・ご進級おめでとうございます。この春から新入生と転入生をお迎えして、全校592名の子どもたちと、2017年度の教育活動がスタートしました。

 今年度も「信頼される学校づくり」を軸として掲げ、さらに「一歩前へ」を意識して学校運営を展開していきます。「安心して、元気で、楽しい学校生活」を送れるように、安心できるクラス・安心できる学年づくり・学校づくりに力を入れ、皆さまからの信頼を得る努力をしてまいります。よろしくお願いいたします。

●「一歩前へ」の話を聞いてどう思ったのか、インタビューしました
・なんだか勇気が出てきました。(2年生男)
・一歩なら進もうかなという勇気が湧いてきました。(2年生男)
・校長先生が「切りかえ」と言って、切り替えられたよ。(2年女)
・一歩、勉強してみようかな。勇気を持って前に進んでみます。(4年生男)
・いい言葉ですね。これからも教えてほしい。(5年生男)
・頑張ろうと思いました。特に勉強。宿題もちゃんと出そうと決めました。(5年生男)
・勇気が出たので、前へ進んでみます。やってみます。(5年生女)