質問攻め ~いざという時~

2018年6月19日

 昨日の地震のことで、朝から質問攻めで安全点検の一日でした。
【1】ブロック塀
「ここの石垣は、崩れてくるかなぁ」
「小学校のブロック塀はどこにありますか?」
「一木門入ってすぐのセメントの奥は、大丈夫ですか? 何があるか見てみたいです」
「地震があったら、ピロティの柱は折れますか?」
など、子どもなりのチェックが始まり、たくさんの質問に答えることになりました。

 セメントの奥がどうなっているのか、どうしても気になるという子どもが2人いたので、一緒にその場に行き、カメラで上から撮影したものを見せてあげることにしました。写真を見せながら、この下には小ホールへ続く階段があることを知らせると、頭の中で考え、
「非常口かな? 緑の非常口の先がここなのかな。階段があるのかな」と、想像していました。

「小ホールとつながっている場所があったとはびっくりした」
「まだ、行ったことのない場所があったとは」
「小ホールから外へ非難することができるなんて、秘密基地みたい」
と、発見したことに驚いていました。

 「朝、お母さんにブロック塀があったら気を付けてと言われたから、ブロック塀ばかりを見ながら来たよ」「一木通りにブロック塀あったよ」など、1年生でもニュースを話題にするほど、自分の身は自分で守ることを認識したようです。

【2】ガラス戸
 「ガラス戸が割れても大丈夫なように、カーテンを閉めておいた方がいいとニュースで言っていたよ。2階と3階はカーテンがなくて危ないね」と、校舎の上のガラスを見て、教えてくれる子もいました。
 図工室の廊下のガラスは、ガラスが飛ばないように針金が入っていることを発見し、「工夫してあることがすごい」と誉めてくれた子もいました。
 私から「2012年に建てた新校舎だから、塀など崩れないようにできていますが、もしもここは危ないと思うところがあったら教えてくださいね」と伝えると、朝から校舎中歩き回った1年生が、「危ないところは見つからなかったけど、ガラスが割れたら危ないと思うから、ガラスの近くには行かないよ」と教えてくれました。

【3】プール
 「プールに入っている時に地震が来たら、そのまま逃げるのですか?」「プールが壊れたらどうなるのですか?」今日は天気が良かったので、プールに入っている時のことを想像したようです。3階のプールの水は、地震などでプールが壊れると2階の排水口から外へ水が出るようになっていることを伝えました。「身の安全を確保したら、バスタオルくらいは身体にかけて水滴を拭き取らないと滑って危ないね。プールの時には先生がいるはずだから、指示(案内)してくれるはず」と答えると、わからなかったことがわかり、一安心したようです。

 本校では、毎学期ごとに「安全点検表」にチェックし、防災部・危機管理担当者に提出しています。今日は子ども目線での気づき、子どもなりに考えたことを教わり、私なりの発見がありました。時には子ども目線で、世の中を見てみなければ、子どもの気持ちに近づけませんね。

 「うちのお父さん、大阪へ出張することが多いからどっきりしたよ。父さん出張でなくてよかった」と2年生の男の子。お父さん方、日曜日は父の日でした。お身体大切にしてくださいね。全校参観にお父さんが来てくれて、喜んでいた子が大勢いました。お父さんと一緒に宝永山に行ったこと、ドライブしたこと、マラソンしたこと、将棋をしたこと、バーベキューしたことを報告してくれる子もいます。忙しさも子どもなりによく見ていますが、親子での会話、励まし、遊びも大事。よろしくお願いします。