読み聞かせ ~楽しい時間~

2018年6月30日

 朝から、大忙し。子どもたちは、楽しみに学校に来ました。1年生は、保護者からの「読み聞かせ」。2・3年生は、学生ボランティアによる「読み聞かせ」。4年生は、引地川に校外学習。5年生は、田んぼの草取り。6年生は、勉強。その他に、アフタースクールの説明会、転入試験、と盛りだくさんのことをこなした一日となりました。

 昨年度に引き続いて、明治学院大学の学生ボランティアサークル「おはなしポップコーン」の皆さんと岩辺先生が来園され、2・3年生に「読み聞かせ」をしてくださいました。小学校の先生を希望している人たちです 岩辺先生曰く、「2011年に初めて読み聞かせをやらせていただいたのが湘南学園小学校で、そこから広がり、今も活躍しています。この活動が大学内で評価され、『社会活動貢献賞』をいただきました」とのことです。

 3学級に3つのグループが分かれて入りました。。

中に一人、ほぼ全盲の学生が参加。点字絵本を点字図書館から借りて、上手に読んでくれました。子どもたちはしっかりと集中して聴いています。展示部分は直接貼ってあるのではなく、透明のアクリル板に貼って、全てのページの間に挟み込まれているので、ちゃんと子どもからは見えるように作られているとのことです。
 
 学生さんに本日の感想を聞いてみました。
●子どもたちも本をたくさん読んでいるので、違うなぁと思いました。湘南学園小学校の子どもたちは、良く盛り上がってくれました。学校によっては盛り上がらないところもあるので「やはり違うなぁ」と思います。よく聞いてくれる子たちで、楽しんでやらせていただきました。

●手遊び・本・紙芝居を読みました。「シラスの手遊び」をしたところ、一人の子が「ぼくんち、シラス売っているんだよ。シラスのこと取り入れてくれて、読んでくれて嬉しい」と、言ってきてくれました。海の近くなので、こういうこともあるんだなぁと思いました。自分の地元とリンクして嬉しいこと。一人ひとりが集中して聞いてくれて、本の世界に入ってくれました。

●紙芝居を久しぶりに読んで「ぶたのしっぽ」はどんなしっぽなんだろうねと言ったら、楽しそうに言ってくれたのが嬉しかったです。一所懸命に聞いて、素直にリアクションしてくれているんだぁ、と伝わってきました。私が思っていたことを子どもたちも素直に聞いてくれました。2年生の担任をしているので、自分のクラスでも積極的に本を読んでやっていこうと思います。貴重な機会でした。<教師1年目>

●おばけの本
3年生は「2年生の時にも来てくれたよね」「ぼくも、あおむしくんの本持っているよ」と、声をかけてくれたのが嬉しかったです。本に関心を持ってくれていたのが嬉しかったです。

●手遊びで、2年生と3年生では盛り上がり方が違いました。2年生は恥ずかしそうでしたが、3年生はとても張り切っていました。3年生はとても嬉しそうな笑顔をたくさん見せてくれて、面白かったです。

●初めて読み聞かせをしました。緊張して、周りが見れていませんでしたが、真剣な表情で絵本の内容について聞いてくれたので、すごく嬉しかったです。他の人の時にもすごく反応が良く、ポイントポイントで質問も良くしてくれ、「ぼくそこへ行ったことある」など、いい経験になりました。

●しっとりした本を選び、長めで心配でしたが、こちらを見てよく聞いてくれました。その本の世界に入ってくれたことも嬉しく、3年生になると、内容にもつっこんでくれました。

●「ぼくだけのお兄ちゃん」を読んだのですが、絵本の内容については2年生も3年生もすごく反応してくれました。私自身「えっ」ということはないのですが、「点字で読んでいるんでしょ」「また触って読んでくれるの?」と言ってくれました。同じ本を今度読む時に、この反応を元に読んでいきます。3年生が点字のことも「また触って読んでくれるの?」とよく覚えてくれていました。子どもたちの中に、その時に珍しいなぁというだけではなく、残っているんだと思い嬉しかったです。

【岩辺先生より】
 ポップコーンは2011年からここでスタートさせてもらったのです。年に1回、湘南学園小学校でやらせていただき、学生がやる気になります。ここの子どもたちは、本当によく聞いてくれています。お母さん方が読み聞かせを良くしているからだと思います。同時に楽しんでくれて、本当にありがとう。

★岩辺先生には、アニマシオンについても保護者講演会で語っていただく予定です。
今日は「楽しかった」と言って、子どもたちは帰っていきました。皆さん、本日はありがとうございました。