「ハミガキのお話」~歯ぶらし回収プログラム~

2018年9月3日

 「歯ブラシを集めたいので、協力してもらえますか」と、アフタースクールの3年生の子ども二人が校長室に来てくれました。
「歯ブラシ回収」ポスターと「ハミガキのお話」紙芝居を持っています。紙芝居はなんと15ページ。一人が文と絵をかいて、皆で分担して色塗りをしたそうです。

<一部を紹介>
(1ページ目)歯ブラシが海外の子たちをたすける、というわけではなく被災地(国内の)に寄付する予定です。…今から、ハミガキについてのお話をします。
(P2)歯ブラシを使って歯を磨きます。でも歯ブラシにも使えなくなる時期があります。その時が来たら、歯ブラシを捨てて新しいものに買いかえなければなりません。捨てられた歯ブラシはリサイクルされ、工場に運ばれます。そして、小さなプラスチックの粒になります。
(P3)小さなプラスチックの粒になったら、植木鉢や色々なものに形をかえます。時にはそれを販売することもあります。(他にもいろいろな使い道があります。やがて、それが何回も繰りかえされます。「テラサイクル」によると、プラスチックのゴミが増えていて、動物たちや植物に悪い影響を与えているらしいです。
(★テラサイクルとは、アメリカの会社で「捨てるという概念を捨てる」ことを理念に掲げ、企業などと協力し、今までゴミとして廃棄されていたものを活用する取り組みを行っている会社です。)
(P4)プラスチックの粒を植木鉢に変え、学校やお店またはアフタースクールに送られます。
(P5)これはテラサイクルのオフィスの一部です。(レコード写真参考)テラサイクルは、ごみや色々なものを会議室や部屋の壁にするなど様々なものに活かしているのです。

(P15)ハミガキをたくさん集めるためには?
皆さんの協力が必要です。一人の力は小さくても多くの人たちが協力したら、とても大きな力になると思います。
現在、そして未来の世界をもっとよくしていきたいです。「ぜひ、協力してください!」
●歯ブラシの種類
 ×電動歯ブラシ
 ×ホテルの歯ブラシ
 ◎お店で買った歯ブラシを使い古した歯ブラシを集めています。掃除で使った歯ブラシでもいいです。
●集め方
→箱を用意しますので、「使い古しの歯ブラシ」を入れてください。
●集める場所
→朝:ピロティ
明日の朝から、ピロティに歯ブラシ回収箱を置きますので、校長日記を読んだ人からご協力お願いいたします。

 今朝7時前後はどしゃ降りの雨で、子どもたちの登校が心配になりました。「雨が凄かったから、お父さんと途中まで一緒に来ました」「荷物を軽くしてきました」という子もいて、大変な思いで登校してきたことがわかりました。身軽に学校に来た子が不安になったのか「今日、授業はありますか?」という質問も多く、「明日からですよ」と伝え安心。模造紙に書いた「1週間の予定」を確かめてホッとしたようです。
 「見通しをもつ」ことは、子どもにとっても必要と感じました。大人が工夫することにより、「安心」し「楽しく」なるような仕掛けを今学期も考えていきます。

 明日は、台風21号の接近。天気予報とにらめっこです。