85周年式典~節目~

2018年11月19日

今年、湘南学園は創立85周年を迎え11月15日(木)に式典をカフェテリアにて行い80名以上の方が出席しました。
内海理事長から「新しいことに挑戦する力」、筧同窓会会長からは85年は「100年への通過点」であること、①実社会に出た人としてアドバイス。②変化に多様すること。田辺後援会会長からは、「温かい真心」と「善意」が大切とのお話。NPO食育ラボの小田様からは、学園の歴史について触れ、5年周期で変化していること。歴史の中に生きている話でした。

子どもたちが主役の学校です。我々も努力していく必要があることなど話され確認しました。

その後に、幼稚園・小学校・中高の先生方からのスピーチ「湘南学園これから5年間の願い」と題した現状報告とこれから目指すべきビジョンを共有し、中高生からのスピーチ、学園にとって本当に大切なものは何かを見つめ直す機会としたいという学園長の話と続きました。

 式典には、中高生も参加していました。小学生の時の彼ら彼女らを知っているだけに、自分の考えをしっかり表現している教え子の成長に驚くとともに、何とも言えないくらい嬉しい気持ちで満たされました。

生徒からのスピーチでは「被災地の復興支援ボランティアでの活動報告」。東北スタディツアー・熊本の地震・周防大島ボランティアの話では、大切な人や大切なものを失った人がいること。援助金は10年しか出ない話、自分で調べて感じたことや考えたことをまとめて、激甚災害指定外地区被災地の課題を含めたプレゼンを行ったのです。これには説得力があり驚きました。

学生だからできることがある、学生だから見たいことや知りたいこともあること。「行動を起こせば一つのことをやり通せることができる」と言う言葉で表現していたことも印象的でした。

・人と人とのつながりこそ大切。
・学校の防災訓練を変えたい。
・地域の繋がりの上に変えたい。

「これらの災害を自分事としてとらえ、防災対策をしていきたい」と主張していた子どもたちの考えも取り入れて、全学で考える場面も持つことになるでしょう。小学校も年間7回の防災避難訓練を行っています。地震・火事の場合など、地域の人たちも含めて、一緒に考えて取り組んでいけるような仕組みづくりの必要性を感じました。

 また昨日は「PTAの日」でイベントがある中、地域の6自治会との懇談・懇親を行い、防災についての意見交換も行いました。地域の人たちの考えも伺い、お互いにコミュニケーションがとれることが素晴らしいと思います。

地域に支えられて、85周年を迎えたわけです。防災に強い街づくり、未来を生きる子どもたちへの展望など、一つの節目として次につながる架け橋を感じました。