『松ぼっくり』99号配布 〜たましいの記録~

2019年3月13日

湘南学園小学校が大切にしてきたこととの一つに『松ぼっくり』があります。今年も松ぼっくりが全校に配布されました。小学校時代の思い出(2018)の1ページが、この1冊に凝縮されています。

『松ぼっくり』とは、湘南学園小学校国語教科会が発行人・編集者として刊行している全校文集で、その創刊号は1954年9月に遡ります。

当時、湘南学園学園長であった宮下正美先生の文を紹介します。

 「かわいい『松ぼっくり』の中にかくされている力をうまくそだててやりましょう。みなさんのもっている力は、何かの形に表すことによって、もっと強くなります。表そうとする努力と、表されたものを、おたがいにくらべあうことによって、みがかれていくからです。ただ考えていたり、言ってみるだけではたりないのです。はたらきによって、形に表してみることは、わたしたち子どものしなければならぬ大切なべんきょうなのです。」「『松ぼっくり』のたんじょうは、ほんとうにうれしい。やがて、いくつもの『松ぼっくり』がつみかさねられるとき、それは、みなさんの子どもの日の、かけがえのないとうとい歴史、たましいの記録となるでしょう。」