「たいいく表現まつり2019」~伝統をつなぐ②~

2019年10月17日

【4年生】湘南七頭舞

手作り太刀を作り、磨いて今日を迎えました。7つの手具がある中で、太刀の踊りを4年生全員が披露。剣1本だけで舞う踊りですが、呼吸と間のとり方がピタリとあっていて素晴らしかったです。高低のメリハリも見事、互いに向き合い「切りあい」もなかなかで、日本には、こういう「サムライ魂」があります。1年生から3年生は憧れたでしょう。
七頭舞は難しい踊りですが、よく頑張りぬきました。素晴らしかったです。日本の伝統が重なりました。


【5年生】湘南御神楽

自信にあふれて踊っていた5年生。太鼓1本のリズムと掛け声のみですから、耳を澄ませて、五感を研ぎ澄ませての踊りです。田んぼを見回す所作、ニワトリの動き、田んぼを見るシーン、稲刈り、ダイナミックに飛び立つ場面など組み合わされています。今年は天を仰ぐ場面が何とも言えませんでした。強弱とメリハリがはっきりして、呼吸を合わせているシーンまで太鼓の音が大事です。二人の太鼓の音で踊りも変わってきますから、2倍楽しめた気持ちです。雨ごいの踊り、「雨よふれふれ」という踊りで、見事な「舞」でした。


【6年生】湘南ソーラン節

魂の入ったソーラン節。
最後は6年生、集大成である「湘南ソーラン」は見事でした。1年生から5年生に、しっかり伝授です。ニシン漁に向かう真剣な表情。波・カモメ・背中に背負った籠の中にニシンをモッコで入れるシーン。北海道でニシンが大漁にとれた活気ある時代を反映していました。

何より凄かったのは、腰がしっかり入ってみんなで結団式、誓いあいをしたのです。そのエネルギーが今日、見事に花開いたと思います。6年生、素晴らしかったですよ。

さすが、湘南の子どもたちだと思いました。
子どもたちは自ら朝練、家庭での地道な練習とよく頑張りました。協力してくださったお父さん・お母さん、近所の皆さん、みなさんの力が結集して今日のたいいく表現まつりが出来上がりました。
 
子どもたちも「一所懸命、頑張る・踏ん張ることを覚えた」と思います。
応援合戦やエール交換、それぞれの色が声を出し、最後まであきらめなかったチームが勝ったのだと思います。いい汗をかいた子どもたちに拍手をしたいと思います。
 
子どもたちのしなやかな心と身体の成長を感じられる今年の「たいいく表現まつり」への声援、ありがとうございました。