「たいいく表現まつり2019」~伝統をつなぐ①~

2019年10月15日

今朝はヒヤヒヤしましたが、本校の一大イベントである「たいいく表現まつり」が開催出来て、大グラウンドに熱いドラマが繰り広げられとても嬉しく思います。今年は、台風19号とその後も小雨が続き、今朝まで雨が降り続きましたので、判断が難しかったです。
 
先生方も早出。そして、お父さん・お母さんもお弁当を作り、湘南学園に駆け付けてくれました。朝は小雨が残り、グラウンドも濡れていましたから、来た人が力を合わせてネットを運び、サッカーゴールを移動し、みんなで力を合わせてグラウンド整備から始めました。
 
<はじめの集い>
選手宣誓の応援団長の力強い声と意気込みで、全体がキリッとして、そこが原点でした。応援団長を中心とした応援合戦・エール交換、恥ずかしさなど色々な「壁」を乗り越えて、みんなの力を合わせての応援合戦・コールは立派で、見ごたえがあります。団長は大変な役ですが、しっかりリードして、自分の団をまとめていました。
 
<表現の部>
一番の目玉は、各学年ごとに行われる日本各地の踊り「表現」。華やかさ、かわいらしさ、そして勇壮さは観る側を圧倒させるパワーを秘めています。子どもたちは日本の踊りを披露。学年が上がるごとに難しい踊りにチャレンジします。自分より上のお兄さん、お姉さんの踊りを観ることで「次はあれを踊りたい」「6年生になったら魂のソーラン節を踊りたい」と憧れ、胸を踊らせたことでしょう。
 
【1年生】湘南エイサー
1年生の皆さん、最後までよく頑張りました。2年生から6年生の皆さんは、自分の1年生の時と重ねたことでしょう。「伝統をつなぐ」とはそういうことなのです。沖縄県の盆踊り「あしびな・七月エイサーまちかんてぃ」。湘南学園小学校の登竜門です。会場のみんなを笑顔にしてくれた1年生。赤いサージに情熱を感じながらも、ほんとにかわいかったです。

【2年生】湘南「花笠音頭」
大きな声で、すごい迫力がありました。笠に付いた「紅花」が鮮やかでクルクル回り、またわり姿勢の腰も落ちて、本場、尾花沢の花笠踊りを思い出しました。「ハァ、ヤッショマカショ」で呼吸も一つになり、そもそもの田植え踊りが浮かびます。ベニバナの里、山形県から取り寄せた本物の花笠を使っての2年生の踊りに1年間の成長を感じ取りました。
 
【3年生】湘南はねこ
2枚の扇を両手で使うはねこは、体力がないと踊り続けることが出来ません。右手にも扇、左手にも扇で、その2枚を使って扇使いの踊りです。日本の「扇」は世界では珍しく、お土産にすると喜ばれますから、日本の踊りの手具としては最適です。「お祭り」の活気も伝わってきました。元気いっぱいの3年生の踊りにぴったりで、お囃子の太鼓と笛が最高です。