2020年11月9日

 校舎の3階に上がると合奏の練習の最中でした。
 様々な楽器の音が重なり、演奏に厚みが出てきたように感じます。
 トライアングルを真剣な目つきで鳴らしている2年生の男の子は、「カシャカシャ動かすのが楽しい。」と笑っていました。まずは楽しんで音を出すことが大切ですね。
 木琴を叩いている5年生の女の子は、「リズムが速くなった直後に、他の楽器のパートが重なる所が難しい。」と言ってました。確かに、自分を見失わないように違う音を聞きながら演奏するというのは、かなり高度なことだと思いました。


 「個々に技術の差があっても、仲間と手をつなぐように、”合っている” という感覚が大事です。」と吉津先生は話されていました。
 「合奏の魅力は仲間とともにできることです。”自分の音がクラスの音を作っているんだ” と思って演奏してほしいです。」と松岡先生は話されていました。
 各々が役割をしっかりと自覚し、一人で突っ走るのではなく、周りの音に耳を傾け意識して演奏しなければなりません。空気を読まなければ良い合奏にはならないのです。二人の先生の話を聞いていて、「自覚する」とか「周りを意識する」などは、日常生活に通じるものがあると思いました。
 そして、吉津先生は6年生に向けて「自分の人生と重ねて演奏してほしい。」と語られました。

 音楽会まであと10日です。
 頭ではなく身体で感情を表現して、みんなで ”生きた音” を届けてほしいと思います。