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校長日記

奏で

2020年11月18日

音楽会本番に向けて、子どもたちが合奏の練習をしていたある日のことです。
小ホールで4年生の練習を見ました。4日前にも演奏していたクラスでした。
今回は後方で聴こうと思い、数歩進んだ所で足を止めました。というより、止めさせられました。
なぜなら、サビの迫力が4日前とは異なり、背中から波動のようにズンズン伝わってきたからです。
中学時代からよく知っている曲なので、聴き所は分かっています。だから、「次だよ次、次の所が好きなんだよー」と思いながら待ち構えることができます。
このときは、まさに「ここだ!」というときに、期待以上の音が背中から押し寄せてきました。
驚いて振り返ると、楽しそうにリズムに乗って演奏している子どもたちがいました。
「元気よく前へ進んで行こうよ!」と言われているようでした。

また、ある日は6年生の演奏を見ました。
実は、その数日前にとても大切な人を亡くしました。
その方は、20代の僕に社会人としての厳しさと責任の重さを教えてくれました。とても厳格な方でしたが、厳しさの中に必ず愛がありました。大河ドラマが大好きな方でした。だから6年生の壮大な演奏を聴いている最中に、ふとその方を思い出し涙腺が緩んでしまいました。
それぞれの人に、自分の人生を鏡のように映し出す音楽があると思います。
6年生は6年間の小学校生活の思いを表現してくれるでしょう。

音楽には心と心を結ぶ力があります。
明日はきっと全ての人の記憶に残る大切な日になるに違いありません。