たいいくだより ~2022プール閉幕~

2022年7月21日

先週、6月中旬から始まったプールの終わりとともに1学期の体育が終わりました。

長かったような気もしますが、慌ただしく終わりを迎えたのではと感じています。

今年のプールは、水温と気温がなかなか上がらず、始まるまで随分やきもきしました。

ただ、初日はウソのように気温も水温もグンと上がっており、例年にない好条件でスタートとなりました。

例年にない状況といえば、6月末の記録的な暑さです。

プールサイドの気温は、ぐんぐん上昇!

ジリジリと突き刺す、真夏のような日差し……

体育科の教員は、一瞬で真っ赤に日焼け(いや、火傷か?)していきました。

さらに、気が付くと水温が30度を超し、プール授業中の熱中症も心配されるほどでした。

湘南学園では、体育科と水面監視(ライフセーバー)がチームを組んで水泳指導にあたります。

学年に合わせたグループで、個々に応じた指導を心掛けています。

回数を追うごとに表情も動きも堂々としていく1年生。

それに比例して、かなり食い気味に取り組む子が一気に増えました(笑)

そんな子どもたちは、顔が全くつけられず、付き添わないとプールを行き来できなった子も、

おでこまでしっかりつけながらビート板を使ったバタ足ができるようになりました。

アドバイスをしっかりききながら、それぞれ意識して取り組む真剣な表情を見せる2年生。

ちょっとしたことも、ひとつひとつ、できることが確実に増え、それが子どもたちの自信につながっているようです。

習い事として普段から泳いでいる子との差が大きくなりますが、共にうまくなろうとする姿がたくさん見られた3年生。

グループ内でも声を掛け合い、ものの使い方や泳ぎ方を確認したり、積極的な関わり合いがみられました。

習得に時間のかかる平泳ぎに挑戦した4年生。

すでに習得している子たちは、手だけで泳ぐことやターンなど、+αのことにも挑戦しました。

なかなか手ごたえをつかめずとも、諦めず、何度も繰り返し練習する姿がありました。

クロールまたは平泳ぎの習得を目指す中で、自分なりの目標をもって取り組む5・6年生。

最終的には、全員が今の自分にできる泳ぎで25m完泳を目指します。

「できる!いけるよ!」「がんばれ!!」「あと少しだ!」そんな言葉が自然とプールサイドに響いていました。

 

全ての学年が全日程入水とはならなかったことが残念でした。

短い時間ではありますが、それぞれに小さな自信が湧いたり、達成感があったなら嬉しく思います。

また来年も実施できることを祈りつつ、その時に成長の後押しができるよう、我々も日々精進していきます。