2022年度 たいいく表現まつり 表現の部

2022年10月14日

 雨の日が続き予行を行えないまま本番を向かえた「たいいく表現まつり」。当日は天候に恵まれ、無事に開催することができました。

 本校では運動会を「たいいく表現まつり」として、1年生から6年生まで民舞に取り組む「表現の部」と競技種目で競い合う「運動の部」で構成しています。子どもたちは休み時間にも練習をし、中には家に帰ってからも努力している子もいます。この「たいいく表現まつり」はとても大きな行事。児童一人ひとりが一生懸命頑張っているのはもちろんですが、学級・学年・学校全体が一つになって創り上げていきます。

 雨が続いたため、前日の準備もできないままむかえた当日の朝。先生達は朝早くからグラウンドの準備を急ぎました。実はPTAのみなさん(PTAサポーターズクラブ)にもご協力いただくことができ、順調に準備を終えました。登校してくる子どもたちには明るい笑顔が見られ、雰囲気もよく、素晴らしい一日になりそうです。

 執行委員長による「はじめの言葉」により、いよいよ「たいいく表現まつり」がスタート!

 「今年度のテーマは『みんなで協力しすべてに前向きな気持ちで挑戦して優勝を目指そう』です。このテーマは最後まで諦めずに優勝を目指してほしいという気持ちから決めました。今年は、新型コロナウイルスの影響で、午前開催になり各学年1つの競技しかありませんし、予行も実施ありませんでした。それでも、力を発揮しそれぞれ優勝を目指してがんばりましょう。」

 テーマが書かれた垂れ幕がアリーナの建物から下げられると歓声が上がりました。続いて、前年度に優勝した黄組より優勝旗、優勝カップの返還と学園長からの挨拶に続き、選手宣誓です。

 「宣誓! 我々選手一同は、スポーツマンシップにのっとり、正々堂々戦い抜くことを誓います!」

 続いて応援合戦です。応援合戦では元気いっぱいの声が聴こえてきます。赤組・青組・黄組、各色ともに制限がある中で工夫を凝らした応援合戦は見応えがあります。みんなを盛り上げるべく、応援団は精一杯の声で鼓舞。徐々に子どもたちも気合が入ってきます。

 はじめのつどいの後は「表現の部」です。毎日のように練習してきた「民舞」の披露となります。

 1年生は、沖縄県で踊られている「エイサー」を踊ります。グラウンドで保護者の方にサージを巻いてもらって準備万端。元気いっぱいにスタートしました。ドキドキ……初めてのたいいく表現まつり。元気いっぱい頑張りました。

 2年生は、花笠踊りに挑戦しました。山形県の伝統的な踊りで、山形の花である「紅花」をあしらった笠を使います。『大きく動かす。しっかり止める。心を一つに。』を意識して練習に取り組みました。

 3年生は、宮城県の「はねこ踊り」を踊ります。はじめは、テンポの速い音楽に四苦八苦。まるで、音楽に踊らされているようでした。しかし、日々の練習の積み重ねのおかげで、躍動感にあふれる踊りとなりました。

 4年生は、岩手県の伝統的な踊りである「七頭舞」に挑戦します。かっこいい太刀を大きく動かして踊ります。独特なリズム、動きに苦戦しましたが、かっこいい踊りが完成しました。

 5年生の「御神楽(みかぐら)」は、岩手県から宮城県にかけて古くから伝わる、農民が豊作を願い、神様に捧げる踊りです。スピーディーな太鼓のリズムに合わせて、扇や錫杖を巧みに操ります。簡単そうに見えますが、この手具操作は非常に難しく、コツを掴むのにも、踊りと太鼓に合わせるのにも苦労しました。自分と向き合い、みんなと心を合わせ、「舞う」「奏でる」……。ここにいる5年生にしか作れない「御神楽の世界」を表現しました。

 最後を飾るのは6年生の「湘南ソーラン」! 北海道の稚内から発信された、全国的に有名な南中ソーラン。主に「波・風」を表現しながら、湘南学園オリジナルの南中ソーランを踊ります。腰を低く保つため、全身が筋肉痛になりながらも、今日まで一生懸命練習してきました。6年生みんなで心を一つに力いっぱい踊りました。

 6年生に聞くと「6年生は最後のソーランを休み時間にみんなで特訓をしたり、クラス毎に声出しの練習をしたり熱心に取り組んできました。本番では練習の成果を発揮し、うまくできて嬉しかったです」と話してくれました。

 みんな練習した成果を存分に発揮してくれました。どの学年もとても素晴らしい踊りを披露してくれました!