中国雲南省昆明市の春城小学校の子ども達との交流

2015年2月11日

2月10日、中国雲南省昆明市の春城小学校からスタディツアーで来日した小学生の皆さんが、湘南学園小学校を訪れました。

藤沢市と昆明市は、友好都市としてさまざまな交流を重ねてきました。今回の訪問も、その一環です。

まずは、校舎と授業をまわって見ていただきました。建築コンクールで優勝した建物ですよ、と校長先生が説明すると、拍手がおこりました。中国の学校とはまるでちがう、と感想を話してくれました。授業の様子も、理科室での物の溶け方の実験など、興味津々でのぞいていました。学校が静かなのにもびっくりした、と話していた子もいました。中国の学校はもっと賑やかなのでしょうか。
 
ほどなく、お昼ご飯の時間。6年生の3クラスに分かれて、自己紹介をしたり漢字の筆談でコミュニケーションをとろうと工夫しながら、いっしょにお弁当を食べました。同じ漢字を使う文化だと思っていたのに、大胆に省略された現代の中国語の漢字と、日本でも微妙に変化している漢字とでは、筆談でもなかなか意思疎通は難しいようでした。
小ホールに移動して、いよいよ日中の文化交流会。

はじめは、春城小学校のみなさんによる歌や、かっこいいポーズのパフォーマンス、めずらしい瓢箪の笛の演奏に合わせた書のパフォーマンス、クジャクの動きをあらわしたおどり、日本でも耳馴染みのある歌など、さまざまな出し物を披露してくれました。

続いて、湘南学園からは、中国語の話せる児童が代表して中国語で挨拶すると、春城小のみなさんからはどよめきと大きな拍手が。そして、短い練習時間でもがんばってきた選抜メンバーによる湘南ソーランが披露されました。大太鼓の合図で気合いを入れてポーズを決めると、ホールの空気が一瞬でニシン漁のはりつめた様子に変わりました。春城小の皆さんも、まばたきするのを忘れるくらい真剣な表情で、6年生のソーラン節に見入っていました。最後の隊形移動をバッチリ決めて、踊り終わったところで、場内は割れんばかりの拍手。春城小の子どもたちも、付き添いの先生も、ガイドさんも、添乗員さんも、湘南学園小伝統のソーラン節に圧倒されていたようでした。

最後に、双方から贈り物の交換をして、短い交流を終えました。

ニュースやネットの情報では決して触れることのできない、生身の人間同士の交流が、国際平和の基礎になるのかも知れないと感じた、今日の交流でした。