6年生 修学旅行 vol.2 (2015年度)

2015年6月9日

 予定通りに京都駅に到着。一日目と二日目は、奈良周辺で行動しますので、京都駅からバスに乗り換えて南に下っていきます。

 6年生は、社会科の授業で日本の歴史を学びます。

 日本の歴史は、奈良と京都が長い間にわたって中心でした。天皇が居住した都があった場所として、幕府がおかれた場所として、日本の文化が形作られた場所として、現代の日本に残っています。これらの場所に実際に行って、歴史について有意義に学びます。

 今年も、この日まで事前学習としてノートにまとめてきました。ポプラディア(百科事典)を使ったり、専門書をじっくりと読んでみたり、またインターネットを使ったりして、調べてきました。担任から「この日までに、ここまで調べること。」と締切が決められます。なんとか間に合うように、休み時間などもつかってがんばりました。

 さて、明日香村に到着。こちらも雨はやんでいました。雲がそらを覆い尽くしていますが、日差しが抑えられている分、むしろ見学しやすいかもしれません。

 石舞台古墳は、奈良県明日香村にある古墳で、蘇我馬子の墓という説が有力です。石舞台古墳とこの後に訪れた飛鳥寺では、地元ガイドの方より詳しい説明を聞きながら見学しました。

 雨が降った後の、石舞台古墳やそのまわりは、しっとりと落ち着いた雰囲気がありました。四方を小さな山に囲まれ、木々が青々と茂っている中に、石舞台古墳が現れます。子どもたちは「おおー!」と驚いていました。ここから話を聞きます。きつねが住み着いて、天井石の上で踊ったという名前の由来などを聞いてメモをとっていました。「石舞台が蘇我馬子の墓ということがわかった。」「蘇我氏の人々は強い力をもっていると感じた。」「秘密の話を聞いたよ。石舞台古墳の場所には、本当は7つの古墳があったらしいよ。」などと感想をもっていました。

 続いて、飛鳥寺です。飛鳥寺は、日本最古のお寺ということで蘇我氏が大陸からお坊さんを呼んで作ったということなど、丁寧に教えてくれました。また、飛鳥寺のご住職から、飛鳥寺についての話を聞くことができました。そして「飛鳥大仏は、飛鳥に住む人々が長くずっと大事にしてきたもの。本堂に上がって対面したら、しっかりと一礼してください。」と話してくださいました。子どもたちも、真剣なまなざしで大仏と対面していました。

 また蘇我馬子の首塚では、大化の改新のことを詳しく聞くことができました。また聖徳太子が生まれたところなど歴史的な舞台が、付近にたくさんあることを、見させてもらいました。「大仏に感動しました。神々しいと感じました。」「飛鳥寺が一度焼けた話を聞きました。そのことにびっくりしました。」「首がそんなに遠くまで飛ぶとは信じられません。」「火事になっても大仏が焼けなかったのがすごいと思いました。」と感想を漏らしていました。