3年生 カヌー体験

2015年10月5日

夏の「海の学校」でやるはずだったカヌー体験ですが、台風の影響で実施できませんでした。

2学期にあらためて、湘南アウトリガーカヌークラブの皆さんに指導をお願いすることができました。

9月の台風にも影響されて、最後のクラスは月末ぎりぎりの実施となりましたが、江の島から富士山まで見渡せる絶好のカヌー日和となりました。

今年は、何十年も前に湘南学園を卒業した大先輩の方も指導に加わってくださいました。

ライフジャケットの着方や、カヌーの乗り降りの仕方など、安全面での注意もしっかり確認しました。

   

そして、いざ海へ。

 

息を合わせてパドルを動かすために、みんなで「イチ、ニ、サン…」と大きな声でかけ声をかけます。タイミングが合うと、気持ちよくカヌーが海の上をすべっていきます。

「ハップ ホー」でパドルを入れ替えます。河口から川を遡っていくと、片瀬江ノ島駅から橋を渡っていた観光客の皆さんに「がんばれー」と声援をいただきました。

カワウやカモの親子など、ぷかぷか浮かぶ水鳥たちとも同じ目線であいさつができました。

      

そして、各ボートが、一直線に並びました。「よーい、スタート!」一斉に漕ぎ出して、ゴールを目指します。

「やったぁ!」ゴールすると、みんなは喜びます。

  

帰りは追い風で、パドルを動かさなくてもどんどん下流に進んでいきます。心地よい風に吹かれながら、出発地点の江の島西浦漁港まで無事戻ることができました。

環境教育の出発点として、「自然環境を大事にしよう」という発想の根っこに「理屈抜きに海が大好きと思える体験があるかどうか」が重要なポイントです。それが、その後の学習が表面的な知識の獲得にとどまるだけでなく、自分の問題として主体的な行動を伴う問題解決能力につながる意欲にしっかりとつながっていくのだと考えています。

アウトリガーカヌークラブの皆さんも、「ぜひ海を好きになって、またカヌーを漕ぎに来てください」と話を締めくくられました。

子どもたちは「すっごく楽しかったー!」とニコニコしながら帰路につきました。

こんな本物体験を大切にしていきます。