4年生 ハンディキャップ体験

2015年12月5日

毎年行っている4年生の「ハンディキャップ体験」。
社会の授業の一環として、4年生は「高齢者擬似体験」「車イス体験」「アイマスク体験」を実施しました。

この体験を行う背景には、誰もが安心して暮らせる世の中の大切さを感じてもらいという願いがあります。
普段の生活で、何気なく行動することができていることでも、体に不自由があると思ったようにいかないものです。


「高齢者擬似体験」では、お年寄りがどれだけ動くことが大変であるかを体験してもらいます。
自分もいつかお年寄りになることを考え、お年寄りの行動を理解できるようになることを期待しています。
 


「車イス体験」では、車イスの人がどういったことで困っているのかを、車イスに実際に乗ったり、車イスを押すことで実感してもらおうというものです。スピードを出しすぎると危ないこと、段差の衝撃が思った以上に強いこと、車イス目線ではじめてわかることがたくさんあったことでしょう。
 
「アイマスク体験」は、目が見えないという不自由さをアイマスクを装着して体験します。誘導者と視覚障がい者役の二人一組になり、教室を歩いてみたり、物の場所を見つけてみたり、アメの置き場所を見つけてみたり。“目が見えない”ということの恐さや不自由さを感じてもらいます。
 
「目が見えないと本当に恐い」
「自分もいつか車イスに乗る日が来るのかなぁ」
「近くにいる人に助けてもらわないと無理」

と、子どもたちから感想。
思うように体が動くことの大切さを実感することができたのではないでしょうか。


わたしたちの身近なくらしの中には、お年寄りや体が不自由な人たちが安全に生活することのできる工夫がたくさんがあります。そして、そうした人たちが実際にどのような感覚で過ごしているかを体験することで、見聞きするだけではなかなか理解することの難しいことを経験することができました。社会の一員として、これからの社会生活に活かしていくことを期待しています。