5年生 インターネットから調べてみよう

2013年5月20日

インターネットから調べるというのは、結構難しいものです。

調べたいことがのっているページをたくさん見つけたのでプリントアウトしたものの、それらの中から必要な情報を取り出し編集することができないということは、よくあります。レポートを全編にわたってコピー&ペーストする学生がたくさんいて困る、というような話もよく聞きます。

もちろんインターネットを通して調べることは悪いことではありません。必要なのは、たくさんある情報の中から目的に応じて、必要な情報を選び出すことと、まとめるということです。

そのようなことができるようになるために、国立国会図書館のキッズページから問題を出題し、子どもたちがその答えを見つけるという授業をしました。

インターネット上のページは本などと違って、複雑にリンクが張られた独特な構造を持っています。それらのページの中から、見出しに注目したり、文章をさっと読んで必要な部分を見つけたりして答えを探す、という練習になるようにつくりました。

子どもたちはとても集中して取り組みます。パソコンを使う授業が子どもたちが好きですが、この課題は「すっごいつかれた」と感想を漏らすこともあります。難易度をかなり高めにしているのでそのような感想が出るのももっともです。

ときに難しい課題に挑戦してみるというのも、力を伸ばすよい機会です。実際に手を動かすことを通して、インターネットからの情報の取得の仕方について経験的に学んでほしいと思います。