海の学校 No.2

2018年6月22日

ヨットハウスの会議室でお弁当を食べた後は、いよいよ磯観察です。磯観察には、以前もお世話になっているCNAC(海に学ぶ体験活動協議会)の小池さんを中心に、4人の方が来てくださいました。
今日は、うねりの関係で裏磯での実施は難しく、ヨットハーバーにある「さざえ島」のタイドプールで実施です。

さざえ島のタイドプールは、3年生全員が活動するにはちょうどの大きさです。
砂浜のようなところから、海の水が出入りする水門の深いところまで一つの場所で色々な磯の様子を見ることができます。
最初は恐る恐る岩の間や浅い水面でヤドカリ探しからスタートして、だんだんに慣れてくると活動範囲も広がっていき、岩場でのカニ探し、さらには貝や魚を探し始める人たちも出てきました。慎重に濡れないように探していた人たちも、やがてくるぶし程度の深さまで入り出し、次第にすねや膝の深さ、中にはそれ以上の深さにもチャレンジする人たちもいました。


生き物を探すみんなの目は真剣そのもの。夢中になっているうちに、あっという間に時間が過ぎていきました。ヤドカリやカニなど、色々な生き物が見つかりました。見つけた生き物の名前が分からない時は、小池さんたちCNACの方たちに相談に行きます。なかにはタツノオトシゴを真っ直ぐにのばしたようなヨウジウオを見つけた人もいました。これには小池さんもビックリでした。

生き物探しの後は、スケッチの時間です。みんな、おもいおもいの場所でグループごとに見つけた生き物のスケッチをします。自分たちが見つけた生き物をスケッチしていく姿も真剣です。お互いの作品を見合いながら、素敵な時間が過ぎていきました。最後に、生き物たちをもとのタイドプールにもどしてあげて、一行は再びヨットハウスへ。
磯観察の後は、「海あそび安全講座」です。これから夏休みに向けて、海や川で遊ぶ機会も増えてくるので、水辺での安全な遊びについて学ぶ場を持ちました。


まず大切なのは、3年生のみんなは、おぼれている人がいても助けようとして水に入らないということ。そして水に落ちてしまった人がいたら、救命具を使って助けてあげることを教えていただきました。救命具がなくても、ちょっとでも浮くものをうまく使えば大丈夫。小池さんからは、レスキューキャップとペットボトルを使った救助の仕方も教えていただきました。
万が一自分が水に落ちてしまったら、まずは「 ういてまて」。ラッコ浮きが基本だそうです。
陸でのケガは119番だけれど、海のケガや事故の場合は118番だという事も学びました。

最後にみんなで記念の写真を撮って、磯観察の学習を終えました。
いよいよ今日の宿、恵比寿屋へと向かいます。