2018 5年生 学園幼稚園年中さんとの交流

2018年11月9日


となりに学び舎がある学園ならではの良さ。
それでも日常の中ではなかなか関わることができなかった幼稚園生と、行事や日課の合間をぬって、交流する時間がもてました。

5年生の保健には、「心の健康」という単元があります。4月より、徐々に高学年としての意識も芽生え、今では子どもたち自身で企画をし、楽しむことができるようになってきました。年中さんとの交流を通して、自分の「心」を見つめるきっかけにもしたいと、保健の学習の要素を含めた展開も模索しました。

5年生に「年中さんと交流をする」と提案すると、各クラスから有志が集まりました。その有志が集まって、連日の企画会議。はじめ、「年中さんと一緒にやりたいこと」として挙がった遊びは、ドッジボール、ドロケイ…。5年生のみんなが当たり前になっていることは、本当に一緒にできるものかな? とこれらの案をもって、年中の先生のところにお話にうかがいました。すると、そんな遊び方は難しいと返答。その後、小学校にもどり、計画の練り直しです。「会話をしないと交流にはならない」「何かプレゼントして喜んでもらいたい」と有志の5年生も視野が広がりました。

そして、決まった企画は、下記の3つ。

1.音楽会の歌を披露
2.一緒にランチタイム
3.「いろいろ みっけ」ゲーム(ヒントを順番に出して答えてもらうクイズ)

保健の授業では、5年生3クラスの全員で準備に取り組みました。想像の年中さんを相手に、クイズのヒントの出し方や対応の仕方などを考えました。大切なことは、年齢の違う相手のことを考え、その立場に立って行動することです。

迎えた当日。
掃除をしたり、年中さんが来る直前まで、念入りに細かく確認をしました。そして、年中さんの到着。1時間半ほどの時間で様々な交流を行いました。



その後、保健授業の振り返りで書かれた感想です。「5年生が年中さんの身長にあわせてしゃがんで話をしていた」「伝えるのは難しい」「手が思ったよりも小さかった」「5年生よりも年中さんの方がしっかりと話を聞いていた」「もっとしっかり考えればよかった」「ありがとうっていってくれたのがうれしかった」

年中さんの笑顔に癒され、喜んでもらえたことは、何よりも代えがたいものになりました。これから、交流を通して感じたことや分かったことをみんなで共有し、「心」についてまた深めていきます。