6年生 SDGs3

2019年12月26日

6年生 「総合」 SDGs パート3

 

前時、「写真」から感じ ること、思うことをまとめ、『何が問題か?』を考えました。

今回は、これまで議論した内容を踏まえつつ、子ども達の創造力を使って、問題解決型授業を行いました。

協力をお願いしたのは、小田急線片瀬江ノ島駅の駅前にある

「チャバディ/Chabadi(https://chabadi.asia/)」というお店の店長。

まさに、タピオカドリンクを販売しているお店で、プラスチックについて大きな課題を持っておられる方です。

僕たちが考えていた「問題」を「課題」として日々、考えています。

そこで、「ビジネスideaコンテスト」を行うことにしました。

『プラスチック・環境問題を考えて、タピオカをどのように販売すれば良いか提案して欲しい』との依頼を受けたのです。

 

子ども達に、優しく店長が語りかけてくれました。

「みんなのやわらかい頭で考えて、みんなのideaを貸して下さい。」

実際にあるお店からの依頼。

子ども達は、iPadを使いながらいろんなことを調べていきます。

提案書類にまとめていき、ロイロノートで提出しました。

 

授業後の感想です。

・全国のタピオカのお店が優衣さんみたいに環境のことを考えていないから、もっと考えた方がいい!

・4班のアイディアがとても自然にやさしいと思いました。1班の考えでお店をやったらすぐに倒産すると身に染みて分かりました。もっと自然に優しい、なおかつ、がっぽりかせげ、お客さんから支援を受けるお店になるには4班の考えがイイと思いました。

・僕はプラスチックを使わないで映えるタピオカドリンクをどうすれば作れるのかを考えました。透明な水をはじく紙があって、これだ!と思いました。この透明な紙が普及すればプラスチック問題は解決するんじゃないかな?と思いました。

・私の班は、透明の紙があるのでコップにするのはお金がかかりますが、自然に優しい物なので意見が一致しました。他にもサトウキビで作ったストローなどもあった。どの班も良かったけど、具体的に説明できていたのは4班だったと思う。

・今の環境問題をいろんな視点から考えることができたと思う。4班のカップはガラスにしてストローを食べられる物するという考えはとてもいい考えだと思ったけど、ガラスは割れてしまうし、プラスチックより高いし、返さない人もいると思った。今は割れないガラスというものがあるらしいが、返さない人があたら損益が増えてしまい利益が減ってしまう。MYカップを持って切れくれた人には割引をするという考えも、私たちにはない発想でとてもいいと思った

・ちゃんと地球環境を調べてみると、いろんな人が環境を守ろうとしているんだなと思った。いろんな人がプラスチックやゴミを削減しようとしているから僕も協力して地球環境を守りたい。

・結構考えるのは難しかった。時間も短かったから。食べられるストローというのは面白いと思った。コップも食べられるものにしたらいいだろう。世界中でタピオカに限らず、そういうストローなどが食べられるようになったら、プラスチックも相当減ると思う。

・プラスチックは害はあるけど、害ばかりではない。もしかしたら環境に優しいプラスチックが作れるかもしれない。

・この授業を通して社会の中でも取り組みが始まっていることを実感。そしてアイディアを出すには、一人で考えずみんなでアイディアを出し合うことでよりよい考えが出ることが分かりました。SDGsの目標はみんなでアイディアを出し合うことがスタートの一番大事なことだと思いました。

・前、原宿でタピオカ専用のゴミ箱を見つけて良いな~と思っていたら、そのことが授業に生かされてビックリ。ポイ捨てする人にはもっと生き物や地球のことを考えて欲しいと思った。

・「タピオカのゴミ」で検索したら上野公園に大量のゴミが捨ててある写真が出てひどいなと思った。

・私はこの授業を通してプラスチック問題はタピオカ屋の他にプラスチックを使っているすべての店が悩んでいることなんじゃないかなと思った。今回はタピオカ屋さんのために考えたけど、他の店にも私たちが考えた案を使って欲しいと思った。みんなで考えた案を使って環境問題が少しでも解決すればいいなと思った。

・プラスチックそのものをゼロにすることは無理かもしれない。しかし、そのものの持つ使命を最後まで果たせれば、こんなことにはならなかったはずだ。やっぱり人類は生み出したことに責任を持ち、最後まで地球から消えるまで処理すべきだと思う。ゴミを捨てる人たちはこれによって生き物たち我々が苦しんでいる事に対して、胸が痛まないのか。

・今回の授業はとても楽しかった。優衣さんから依頼が来て、それを考えるのが楽しかった。しかも、考えるだけではなくチームワークも大切だから。考えを発表し、来てくれた人達から投票してもらい1位になった班は、アイディアを実際にやってくれるかもみたいな感じも楽しかった。人間が生活しやすい環境になったのはいいけど、生き物には反対に悪い環境になっている。優衣さんは「生き物にもいいものはないか?」と考えてたから、そういう人もいるんだなと思った。人間にも、生き物にもいい、環境ができてほしいと思った。

 

さて、3学期は世界に目を向けていきます。

子ども達の可能性がどこまで広がるか、ワクワクドキドキです。

世界を創る子ども達。彼らは、世界にムーブメントを起こせるのでしょうか。

3学期の6年生SDGsを、お楽しみに!!