6年生 SDGs2
6年生 「総合」 SDGs パート2
今年の6年生は、「総合」でSDGsを1つのテーマとして扱いながら、世界を考えています。
前回は、「2030SDGsゲーム」を行いました。
そこから、自分達で世界を変えられるかもしれないと思った子ども達。
そこで、今、この世界では何が起こっているのかを考えてみました。
ある写真を見て、そこからイメージできるキーワードを挙げていきました。
写真は2枚。1枚目は、トロピカルなタピオカドリンクの写真です。
タピオカ・はやり・インスタ映えなど、タピオカの飲み物についてのキーワードが出ました。
まさに今の流行です。
次に見せたのが、タツノオトシゴの写真です。
これは、ナショナルジオグラフィック日本版(2018年6月号)に載っている写真です。
(ナショナルジオグラフィック社には写真掲載の許可を得ています。)
海中に漂う綿棒にタツノオトシゴが絡みついている写真。
「海きれい」と「キレイな海」の相対する反応がありましたが、
環境問題・環境破壊・タツノオトシゴが間違えた?・海のゴミ・SDGsって感じ・ビーチクリーン・人間のせいと感じる子どもが多くなりました。
そこで、次の授業では、さらにナショナルジオグラフィックに載っている2枚の写真を追加して、3枚の写真から感じること、思うことを「何が問題か?」というテーマの元、考えていきました。
①まずは一人で考える
②グループで、自分の考えたことを発表し、みんなでシェア=共有する。
③グループで1つ、「何が問題なのか?」を提案する。
《まずは一人で考える》 ⇒ グループでシェア
・全部、人が作ったもの。
・川や海にゴミを捨てる人がいる。
・世界中にゴミがあふれている。
・燃やせないゴミが多くて処理するのが大変
・命を落とす動物がたくさんいる
・普段使っているビニールが生んだもの
・漁をする人は責任を持って網を管理して欲しい。
・ポイ捨てやプラスチックが海に流れ着く
・人間のせいで、ゴミが海に落ちる
・人が見ていなかったら死んでいるかもしれない
・人間が作ったものが動物を殺しかけている
・人工的な物が海に入っている。
・人間が暮らしやすい社会になっているせいで、他の生き物が困っている。
・ゴミがありあまっている。
・人間のゴミで苦しんでいる
・こうなってしまうまで、放っておいたことが原因
・人間はプラスチックを使いすぎだと思う。
・人間によって、海がドンドン汚されていく
・海に綿棒がある時点でおかしい。人間が棄てたものが他の動物に関わっている
《グループで『何が問題か?』を考え、1つ提案する》
1班 『 人間が使っているプラスチック製品が、他の動物に外をおよぼしていること 』
2班 『 人間のせいで生き物に被害を与え、命までも奪いそうになっていること 』
3班 『 自然にかえらないゴミが多い 』
4班 『 ポイ捨てで罪のない動物に外を与えてしまったこと』
5班 『 みんな人間が出したプラスチックゴミのせいで生き物が迷惑している 』
6班 『 人間が物を作ってその物をポイ捨てすると、そのゴミを他の動物が食べてしまい、その動物を人間が食べて人間に被害があること』
「写真」から感じること、思うことをまとめ、『何が問題か?』という視点で問題点をピックアップしました。
個人の意見をグループ⇒クラスでシェアすることによって、自分の考え方がさらに深まっていきました。
さて、子ども達が感じた「問題」を「課題」と思って頑張っている方々が身近にたくさんいます。
次は、その方の協力のもと、子ども達の創造力を使って、問題解決型授業を行う授業に入っていきます。