1学期の取り組み❸(体育)

2020年7月29日

いつもは水泳をやっているこの時期。

今年度は中止となっているため、通常体育となります。

その中で、梅雨らしくしっかりと雨が…

「いつもと違う」状況下ではありますが、手洗いや消毒を徹底して行いながら授業を進めています。

 

たった1が月の授業ですが、どの学年もすでに2学期の「たいいく表現まつり」を見越して

の活動にも取り組んでいます。

まずは、毎年1学期から丁寧に確認する「リズム準備運動」

高学年の体育委員は、本番では見本演技を行います。そのためにも、普段の授業でしっかりと練習します。

1年生は「覚えることいっぱい~」と言っていましたが、

ある子が「6年生はお勉強が大変だから、ぼくたちは今のうちに覚えるんだ」と話した途端に、

「そうだよね」「知らないことたくさんだもん」などと言いながら、

鼻からフーーンっと聞こえるかのようで、子どもたちからは頑張るぞオーラが出てきました(笑)

どの子も、初めてのことも、これまでに経験があることも、しっかりやるぞ!と頑張っています。

★左)初めての前ならえ    ★左)1学期最後の前ならえ…前からみて上手にかくれんぼできました

さて、休校期間中に十分な運動機会がとれなかった子どももいるのが現実です。

ロイロでの返信や授業での様子を見る限りでも、コロナが子どもたちに与える影響を感じています。

体育の授業は、現状の体力等にも一人一人差が大きくあることから、

いきなり過度な運動負荷をかけることはせずに、徐々に運動量を増やしていくように心がけました。

全校児童が持っている「縄跳び」は、補助運動として取り入れています。

ある先生は…

『回数や新たな技の獲得を目標としているが、技の考案をし、発表してくれたりと

子どもたちどうしでもよい影響が出ている』と話していました。

リズム感や持久力も含めた運動の基礎能力の向上だけでなく、

カードを作ったり、交流する機会をもうけたりと「手探り」はここにも見られます。

1年生も思い思いの跳び方で楽しんでいます。

 

湘南学園の体育では、どの単元も丁寧な積み重ねと関わり合いの中で、

身体的な感覚を養い、運動技術の獲得へつながるような活動を行っています。

その一つに「リレー」があります。

「たいいく表現まつり」の種目である、高学年の「クラス対抗リレー」、

各クラスの選抜メンバーが集う「選手選抜リレー」で魅せる子どもたちの姿は、低学年にとってあこがれそのものです。

特に、1年生は「リレー」を知っていても「たいいく表現まつり」のあとでは、それを語る表情が違います。

今は、まだ自分たちができる、知っている「かっこいい姿」を想像しながらの取り組みです。

中学年は、高学年が魅せる「凄さ」を知っているので、自然と練習にも熱が入ります。

高学年は、どんな様子を見せてくれるのでしょうか…

長い長い雨の日には、こんな活動も。

4年生が「たいいく表現まつり」で使う手具の制作です。

自分たちで工夫しながら、心を込めて作ります。

その様子は、一人一人違い「どうやったらやりやすいか」とあれこれ模索しています。

「こうするといいぞ!」とある男の子。

「ほんと?」とマネをする子もいれば、

それをチラッと見ながら「違うやり方しよ」とボソッという子がいたり…

体勢を変えたり、モノを使ってみたり、思い思いに取り組む、とても個性のある制作風景でした(笑)

 

スパイラルにつながる活動は、新たな目標や意欲を生み出す原動力となり、自分なりにその先の姿を思い描いくことへとつながります。

そんな子どもたちに寄り添い、しっかりとバックアップできるよう、

我々教員も、日々努力を重ねていかなければと、互いに切磋琢磨し、協力し合いながら授業に取り組んでいます。