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校長のご挨拶

湘南学園中学校高等学校長
榎本 勝己

 2016年4月より校長に就任いたしました榎本勝己と申します。昨年度までは同一法人湘南学園小学校の校長を2年間にわたり務めてきました。

 本校は現在、ユネスコスクールの認定を得てESD(持続可能な開発のための教育)に取り組み、また湘南学園グローバル教育推進をSGHアソシエイト校の立場からの発信等を通じて、協力と協同、関係づくりを重視した質の高い教育研究・教育実践に取り組んでいます。幼小中高を併せ持つ総合学園である湘南学園の、教育100年にむけた総合的発展を教職員と共に目指していきます。
 

人類の最大の文化遺産である学問を学び使いこなせる自分に

 生徒に期待していることの一つとして“学問を自分の「味方」にしてほしい”ということです。「味方」にした学問を自由闊達に使いこなす時期は、もう少し先のステージかもしれませんが、未来への準備として日常生活の視点から、広く世界に眼をむけて、絶えず疑問をもち、各学問体系の狭間を旺盛にかつ粘り強く行き来する姿勢をつくって欲しいと思います。

 また座学にしっかり取り組みつつ、若い行動力を発揮して、できる限り自らの五感をつかって「現場」に出向き見聞し学び考えることと、座学で学んだことを摺り合わせてほしいと思います。そこには小さくも大きな意味をもつ「大発見」があることでしょう。

「異質な他者」との豊かな対話を通して
自己をみつけ関係性を築く

 中学校・高等学校の6年間は、「自分崩し、自分つくり」と表現されるように、思春期の最も多感で心身共に大きく成長する時期にあたります。「自分らしい個性を磨きたい」と考える場合、必要になることは「社会集団」と自己との係りにあるといえます。異質な他者とコミュニケーションをとることで見えてくる「自分」という存在が見えてくるでしょう。他者や集団との関係性を築くこと、そのために何をすれば良いか、学校生活を通じて理解できるように働きかけていきます。

 また、グローバル社会が大きく進んでいる今日、時代の転換点ともいえる中にあって、これから求められるチカラとは、自分を見遣るもう一人の自分をつくり、困難であるもやりがいのある新たな課題を見つけて、その課題解決に立ち向かう自分を励ますもう一人の自分を創造することだと考えます。五感を活かした「人としての総合力」を駆使し、私たちが望む「歴史社会」を想像し、創造していくことを期待しています。

湘南学園を誇りに

 本校では、湘南学園中学校高等学校の教職員のみならず、「同窓会」、「後援会」、「地域の皆様」など湘南学園の良き理解者であり支援者もおいでです。卒業生で組織される同窓会は、日本と世界の各分野で活躍される有為な人材を数多く輩出してきています。80年を超える歴史と伝統ある私学の強みの1つは、そうした方々が有形無形に学校と生徒をいつも見守り後援していただいていることです。
 湘南学園は地域とのつながりも強い学校です。地域の一員として生徒たち自身が湘南学園を誇りに思えるように、そして、地域の皆様からも湘南学園を、そして学園生を誇りに思っていただけるよう努めてまいります。
 

湘南の知性輝く気品高い学園生を目指して

 湘南学園の校章は、「気品とたくましい生命を秘める松。わが校の校章は金色の松葉を二組、上下から組み合わせたものです。金色は光輝、希望をあらわし、松はみずみずしい気品と長い風雪に耐えて成長していく、たくましい生命力をあらわしているのです。」そして「紺地」は、鵠沼海岸に広がる相模湾、太平洋の海の青、そしてどこまでも広がる湘南の空の青さであり、それは冷静沈着、知性をあらわすといわれています。
 ここ鵠沼松が岡は、明治以降、とりわけ文化芸術を中心とする特色ある「歴史文化」を築いてきている地です。地域の歴史にも深い関心をもち、時にたおやかに吹く湘南の風、突き抜けるような青い空、降りそそぐ強い陽光をうけ、育んできた「建学の精神」でも謳われているように、「湘南の知性輝く気品高い学園生」を目指して、生徒と共に湘南学園の新しい歴史をつくっていきます。