校長のご挨拶

伊藤校長

 昨年度より中学校高等学校の校長を務めさせていただいております伊藤眞哉(いとう しんや)と申します。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
 
 私は、昭和40年(1965年)に東京都墨田区の両国緑町で生まれ育ち、大学の文学部を卒業してすぐに湘南学園中高の国語科の教員となりました。以来33年間、湘南学園の一教員として多くの学園生と関わらせていただきましたが、湘南学園には実に素直に自分らしさを表現でき、相手の良さを広く受け入れることのできる間口の広さとおおらかさを持ちあわせている生徒がとても多いなということを常に感じておりました。また、先生方も、それぞれの持ち味を活かしながら、情熱をもって自ら理想の教育を追求し、常によりよい実践を模索しようとする方々であふれています。私はそんなのびのびとした生徒の皆さんや様々な魅力にあふれた先生方からこれまで数多くのことを学び、一緒になって悩み、考えながら、湘南学園の教育活動にあたることができたことをとても大きな喜びに感じております。55歳となった今、教員生活も最終コーナーを回って最後の直線に入ったところと感じておりますが、これまで私を育てて下さった湘南学園に少しでも恩返しができるように頑張っていきたいと考えております。
 
 昨年度から今年度にかけては、新型コロナウイルス(covid-19)の影響で、学校教育の場もさまざまな制約を受けてきました。昨年4月の緊急事態宣言以後は、学園としてもいち早く生徒全員にGoogleアカウントを発行し、テレスタディを開始するなどの対応をとりましたが、生徒の皆さんには様々な不自由や負担をかけてしまうことになりました。けれども、本校の生徒はとても前向きで、新入生歓迎会をオンライン形式で企画し直すなど、臨機応変な対応をしてくれました。学校再開後は、各行事の実行委員会が最大限の工夫をこらしながら、体育祭や学園祭を果敢に実行し、見事に成功させてくれました。改めて生徒諸君のバイタリティの高さを痛感するとともに、このような状況でなければ経験できなかったような苦労と達成感が、それぞれを成長させる深い学びにつながったのではないかと考えている次第です。
 
 今、教育は様々な変革期を迎えています。大学入試改革に象徴されるように、学力観もこれまでとはずいぶん変わってきていますし、各学校に求められる役割も従来よりさらに広がってきているように感じます。そんな新しい時代の教育に向けて、湘南学園は前述したような学校風土のもと、生徒の皆さんの現状に寄り添いながら、常に新たな実践を模索していこうとする活力にあふれています。トップダウンではなく、現場の先生方の創意工夫や生徒諸君の新たな発案から様々な取り組みが手づくりによって生み出され、それらが実践を通してアップデートされていくような本校だからこそ、他にはない豊かな学びを築いていくことができるものと確信しています。
 
 今はまだコロナ禍が続く中ではありますが、少しでも早く安定した学校生活を取り戻し、生徒の皆さんとともに学びと活気にあふれた日々を送っていくことができるよう祈っております。
 本年度もどうぞよろしくお願い致します。

湘南学園中学校高等学校校長 伊藤 眞哉